日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



青森二日目は八甲田山です。
あまり天気予報が良くなかったので、もしかしてガスって何も見えないかもしれない。
そしたら早めに帰ってこよう。帰りのバスと電車の乗り継ぎもチェック済み。
駅前のホテルで目を覚ますと、あら~!ちょっと青空も見える。

駅前から出発するバスに乗り、ロープウェイ駅に向います。
今日は土曜日だからバスも混むだろうな~?と思っていたが、それほどでもなく空席もちらほらと見られる程度。
ところがロープウェイ乗り場に行くと、スキーヤーボーダーで既にすごい行列。
往復チケットを買い列に並びます。

9時からの運転開始ですが15分ぐらい前から動き出しました。
当然始発には乗れず二台目もダメ、三台目に乗ることができました。
同じバスで来た人の中には一時間後の帰りのバスに乗る予定の人も何人かいて、
頂上の外の景色を眺めることができたのでしょうか?
そのバスを逃すと3時間ほど待たないといけないのです。
平日ならこれほど混むこともないのでしょうけれど。

頂上駅でスノーシューを借ります。
借りるのに身分証明書を求められ、いつも健康保険証を持っているので見せたけれど、こんなこと初めて。
『1時間ぐらい?どこら辺まで行くんですか?』と聞かれ、できたら大岳まで、って答えると
とたんに恐い顔になって『大岳には行かないで!言っておきますけど道は無いんですよ。』と言われてしまった。
このおばさん、一人でいったい何をとぼけたこと言っているんだろ、って思われたでしょうね。
ここは素直にハイと返事をし、行かれる所まで行って帰ってきます、と言いましたが、ほんとにそう思っていました。
当然無理をするつもりはありません。

スノーシューの着け方を教えてもらい、身支度を整えて外に出て出発です。
雲は多めながら山が見えている!
何も見えなかったらがっかりだな~と恐れていたけど、もうこれだけで満足。
赤倉岳         井戸岳              大岳


南八甲田の山々?


赤倉岳。 私より少し前に出発したツァーの人たちが見える。
トレースがついているので、それに沿って歩いて行く。


樹氷の間を縫って登って行く人も見える。


もう3月に入って樹氷も少し崩れてきている。


それでもけっこうな迫力で、樹氷を見ながら歩くのは楽しい。




少し低い場所ではモンスターにならないけれど、クリスマスツリーみたいでとてもきれい。
スキーツアーの人たちも見える。






赤倉岳への登り。


振り返ればロープウェイ山頂駅が見える。


毛無岱。


雲が怪しい。


大岳が見えてきたけど・・・。


大岳避難小屋に到着。韓国からのツァーが休んでいた。


大岳を登って行くスキーツァー。
大岳には登らないように、と釘を刺されていたけれど、あのツアーの後を行けば登れそう。
まだ時間もある。
トレースを辿ってついて行く・・・
と、休んでいたツアーのガイドさんが『どこに行くんですか?』と声を掛けてくれた。
すみません、トレース泥棒しました~。
大岳へ登ると言うと、自分たちは大岳には登らないから
大岳に登るには少し戻った開けたところから直接登るとよい、とアドバイスを貰う。


お礼を言って少し戻り、それらしいところから登ろうとするがトレースはなく、
ズボズボとスノーシューで登って行くうち幸いなことに(!?)見る見る真っ白になって行く大岳。
トレース作りながらの登りは時間もかかり、このガスでは登ってもしょうがないし何より危険。
と判断しここから撤退を決める。
ちょうど半分ぐらい登りました。

避難小屋で腹ごしらえをし、居合わせた二人組の男性スキーヤーの方に下山のアドバイスを貰ったが、
宮様コースから戻ろうとしてもコースも分かりにくく、
それなら今来たコースを戻る方がトレースがはっきりしていて確実だろうと判断。
井戸岳~赤倉岳を登り返し戻ることにする。

時々ガスも薄くなる中、韓国隊は大岳を登って行った。


しかし、この後もガスが濃くホワイトアウトになってしまうこともしばしば。
風も出てきてトレースが薄くなり分かりにくい個所もあって、一度はあらぬ方向に10mほど進入。
クラストした雪面はホワイトアウトになると全部がトレースに思えてしまう。
おかしいな~と思いGPSで確認し、元のトレースに合流。
ここはさっき通ったと確認できる場所もあり、何とかトレースを辿りながら戻って来られた。
1時間ほどはちょっとドキドキして写真をとる余裕もなく、ホワイトアウトの恐怖を体感しました。

また少し明るくなって、ようやくロープウェイ山頂駅が見えるところまで来てホッとしました。


スノーモンスターを撮る余裕も・・・。








山頂駅に着くころにはまたガスって来た。


無事戻り、スノーシューを返却し、ロープウェイで下ります。


中腹の木々もきれいです。


今回はプチホワイトアウトを体験し、少し反省しております。
無理をしたつもりはなかったけれど、自然現象の下ではどうしようもないと思い知らされた。
山は午前中いくら晴れていても、午後、早ければ10時ごろからガスが出てくることが多い。
それを忘れていたかも。あまりお天気良くなかったのだから。
でも元来たコースを戻ったのは正解だった。





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