貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

フォークオイル交換

2009-09-13 22:48:18 | Dトラッカー
まだまだ続くDトラのリフレッシュ作業。
先週、思わぬトラブル発見で作業を持ち越したが、フォークオイルを交換した。
倒立フォークは初めてなので、こいつらが不可欠だ。



特にカワサキDトラッカー/KLXカスタム&メンテナンスは、作業のコツや写真付きで分かり易く書かれているので良い。
この手のメンテ本が役に立つと思ったことは無かったが、これはお勧めの一冊だと思う。



先週取り付けたばかりのブレーキホースの養生風景。
全てホースだけであればこのようにフレームから吊しておけば余計な負荷は掛からないのが・・・

問題はこの点錆びである。新車の頃に潮を何度か被ったのが原因だろう。
3年くらい前に発見してさび止めと塗装で対策しているが、徐々に進行中のようだ。



普通はここまで沈まないのでシールにダメージを与える事はないが、オイル交換時はそうはいかない。
1000番の耐水ペーパで爪で引っかからなくなるまで錆を落としておく。



フォークの脱着時のコツはさほど無い。
フォークキャップは先に緩めておくが、トップブリッジのクランプを緩めておかないとフォークキャップは緩まないとか、アンダーブラケットの隙間をこじって引き抜くがこのとき油断するとフォークが抜け落ちる位か。



フォークオイル交換は、過去の経験ではドブ水の様な液体が出てくる物だったが、透明度がまだ保たれた一見普通の廃オイルが出てきた。臭いもさほどしない。
何度かストロークさせて抜いた後、このまま2時間くらい放置しておき、別のことをやっておく。



使用したフォークオイルはこれ。
ほぼ透明のYAMAHA 01 (動粘度15.6)+ 赤ワインのようなKAWASAKI G5(動粘度17.9)のブレンドにした。



純正指定のKAWASAKI KHL-15-10は動粘度15.3だが、柔すぎるのだ。
ただ、倒立は専用オイルを使うべしのため、少しでも固いY-01をベースに30%ほどG5を混ぜてみた。
片側519mlのため、1040ml用意しておく。

油面の測定はしばらく放置してから行うので、また別の作業を進めておく。
油面は測定器を使って110mmに合わせた。純正指定は114mmなので気持ち増量した。



組み付け時はインナーロッドとトップキャップの組み付けに苦労した。
インナーロッドは手を離すと即座に沈んでいくので、バネを入れるのが一苦労だ。
メンテ本にはひもで吊れと書かれている。

組み上げ後試走したが、素晴らしく乗り心地が良くなった。今まで不満がなかったリヤが気になるほど良く動く。
もっとサスの動きを遅くしたかったのが本音のため、その点は期待はずれになりそうだが、既にプリロードを掛ける策を準備してある。
コメント
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