貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

新型フォレスター試乗

2019-05-20 08:08:00 | SJ5Dフォレスター

スバルのディーラへパーツの受け取りに行ったところ、SK9-Aフォレスターの試乗を進められ乗ってみた。

 まず、運転席だがSJ5-Dに比べて着座位置を外に寄せてカップルディスタンスを稼いだ様で、カップホルダーが縦配置から横配置に換わり、肘掛けの幅も広がり、センターコンソールの高さが上がった。ナビもようやくコンソール最上段まで持ち上がった。
車体幅は10mm程度しか広がってないが、内装のデザインなどで室内幅を広げる方向に追い込んだのだそうだ。
質感の向上もあったが、何より左足の置き場も余裕が出来たこと、肘掛けを使った状態で自然に操作ができるようになったのが良い。

後席は全長とホイールベースの拡大は後席に当てられたようで、座った瞬間にこれは広いと実感出来る。
前席との距離と左右の着座間隔が広がり、前席への足入れも良くなった。後席用のエアコン吹き出し口を追加するなど後席の居住性改善幅は大きい。荷室も開口部が広くなっているのは評価したいが、この広さなら後席を5cm程度前後出来る様にして荷室/後席のバランスを調整できたらと思った。

ただ、RB1が既にそれを実現してたので半年前はSK9-Aに乗り込んでも全く刺さらなかったが、SJ5-Dから見ると大きく改善されたものだと思う。
ぶっちゃけ乗り換えで失ったと感じる事も多かったので、あれも良いこれも良くなったとポンポン指摘して感心してたら、セールスが是非とも試乗して下さいと大いに手応えを感じてしまった次第。

 試乗車は2500NAだったが、発進から低速の躾が大きく改善されて上質になっていた。
SJ5-Dは、発進からロックアップするまでトルコンが介入する領域でトルクの立ち上がりがラフだったり、カサコソ低質な音が聞こえてきたりとどうも躾が悪く、渋滞だらけで住宅地の狭い裏道使いまくりの横浜に住んでいるのでSJ5-Dの良さが半分位スポイルされている気がする。
これが普通だろとも思うので、我がSJ5-Dが外れなんだろうと思えるようになってきた。

 何はさておきツーリングアシストのハンドル支援だが、介入が車線中央を維持するようにきめ細かく入り素早いので安心感が高いものだった。ハンドルを手を添えるだけで安定して道なりに走るので、下道でも積極的に使える。
SJ5-Dは介入が遅くはみ出すぞって時に大きく介入するので、考え方が全く違うのだ。

ACCは排気量アップの影響か加速が滑らかになり、減速の立ち上がりが穏やかになり人の加減速により近づいた。例えるなら、アクセルワークが下手な古いタクシーの運ちゃんから並の運ちゃんに変わった感じだ。
車線の左端を走っていた原付には追従しなかったが、車線中央付近ならバイクにも追従するし、ACCとしてはもう完成域と思えるモノで後は前が空いたとき設定速度に加速するか、維持するかを適切に判断するだけだ。

 嫁さんは後席拡大や質感向上が大いに気に入った反面、RB1よりロールが大きい事を気にしていた。IRカットガラスも重要である。
試乗と同じ道を走って帰りSJ5-Dと大差無いとの結論だったが、ロールはRB1も深かったのでどちらかというと車高の関係だと思う。

乗り心地を含むハンドリングはSK9-AとSJ5-Dは大きく変わらず、小回りなど取り回しもほとんど同じ。SGPという新しいプラットフォームで剛性や特性が格段に上がっているとのことだが、我が感性では感じ取れなかった。

一通りSUVを試乗した中ではフォレスターが一番好みで、新型RAV4がどこに位置するか乗ってみたいところだ。
レベル3自動運転機能が搭載されたら予定を早めて乗り替えても良いが、いざ乗り換えるならライバルが多いクラスなのでどうなることやら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする