『ぴあ』は廃刊ではなくて休刊のようです。近頃は雑誌コードの問題があって
次回のために休刊にするところが多いようです。
今朝の日経本紙企業2面に『凸版、出版印刷を再編』という記事がありました。
これは、出版界で発行部数が縮小しつつある雑誌や書籍の現状に対して、印刷界
の今後のありようを示唆するニュースとして受け止めることができます。
記事の大要は、凸版印刷では主に板橋工場と川口工場の両方でで雑誌や書籍の
「出版印刷」を手掛けていますが、こんど50億円を投資して川口工場に新ライン
を設置して出版物の印刷は川口に集約すると伝えています。
板橋工場の方はプリプレスや電子書籍用のデータ作成などデジタルの生産拠点
にするとありました。
新聞は未来形で書かれておりますが、おそらく既に川口に新ラインが完成して
印刷から製本まで一貫体制で生産は進んでいるでしょう。
長い間、雑誌や書籍を印刷する印刷会社は出版社から印刷受注をしての「受注
産業」の経営が続いておりました。
たとえば、この記事の板橋工場にしても何十万部、何百万部の発行部数の雑誌
を24時間、輪転機をフルに稼働させて生産していました。大日本印刷の市谷工場
も全く同じだったと思いますし、共同印刷のコミック誌の印刷風景も同じでした。
しかし、いまやそういう単品種大量印刷の時代は去ったのです。クライアント
任せの受注産業では経営は成り立たなくなり、印刷会社は「印刷」という冠を自
ら投げ捨てて歩みだすという側面も見せはじめています。
では、これからの印刷会社はどうなっていくのでしょう。
きわめて個人的な感想ですが、この記事から私は凸版印刷のもっとも歴史と伝
統のあるメイン工場板橋工場の新しい顔の方が興味があります。
ライバルの大日本印刷のメイン工場市ヶ谷も工事中と聞きます。
出版マーケットの動きも興味ありますが、印刷会社のこれからの経営展開も楽
しみです。
次回のために休刊にするところが多いようです。
今朝の日経本紙企業2面に『凸版、出版印刷を再編』という記事がありました。
これは、出版界で発行部数が縮小しつつある雑誌や書籍の現状に対して、印刷界
の今後のありようを示唆するニュースとして受け止めることができます。
記事の大要は、凸版印刷では主に板橋工場と川口工場の両方でで雑誌や書籍の
「出版印刷」を手掛けていますが、こんど50億円を投資して川口工場に新ライン
を設置して出版物の印刷は川口に集約すると伝えています。
板橋工場の方はプリプレスや電子書籍用のデータ作成などデジタルの生産拠点
にするとありました。
新聞は未来形で書かれておりますが、おそらく既に川口に新ラインが完成して
印刷から製本まで一貫体制で生産は進んでいるでしょう。
長い間、雑誌や書籍を印刷する印刷会社は出版社から印刷受注をしての「受注
産業」の経営が続いておりました。
たとえば、この記事の板橋工場にしても何十万部、何百万部の発行部数の雑誌
を24時間、輪転機をフルに稼働させて生産していました。大日本印刷の市谷工場
も全く同じだったと思いますし、共同印刷のコミック誌の印刷風景も同じでした。
しかし、いまやそういう単品種大量印刷の時代は去ったのです。クライアント
任せの受注産業では経営は成り立たなくなり、印刷会社は「印刷」という冠を自
ら投げ捨てて歩みだすという側面も見せはじめています。
では、これからの印刷会社はどうなっていくのでしょう。
きわめて個人的な感想ですが、この記事から私は凸版印刷のもっとも歴史と伝
統のあるメイン工場板橋工場の新しい顔の方が興味があります。
ライバルの大日本印刷のメイン工場市ヶ谷も工事中と聞きます。
出版マーケットの動きも興味ありますが、印刷会社のこれからの経営展開も楽
しみです。