活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

ビル内部の壁利用として秀逸

2012-03-07 09:52:52 | 活版印刷のふるさと紀行
 今年も東京マラソンは大変な人出でした。走った人3万6千人は昨年と同じでしたが
120万人という観衆の方は悪天候だった昨年を上回っていたはずです。 私も豊洲の
春海橋で120万分の1を受け持っていました。ゴールが近いので一般参加者の表情は
悲喜こもごも?人間観察には好適の場所です。

 いつまで見ていてもキリがありませんので、適当な時間にマイコースを辿ることにして
ララポート方向に歩きはじめました。その途中で級友のkさんにバッタリ。
 2人してどこかへ入ろうというので、駅から少しはずれたSIA豊洲プライムスクエア
というビルに入りました。
 
 イントロが長くてすいません。これからが今日の話です。
 まだ、新しいビルらしいのですが2Fの壁面に『豊洲の歩み』と題して1930年代から
今日までの豊洲のトピックスが年表風に直接プリントされていました。

 たしか築地にもあったと思いますが、こういった壁を使った情報提供はちょっとしたアイ
デアだと好感を持ちました。街路のあちこちに碑のような半永久的なインフォメーションを
しているところはたくさんありますが、あれはあれ、この壁利用はテーマの変更や訂正も簡
便ですしスマートです。
 
 これで大正末期から昭和初年にかけて埋め立てられた東京湾南部のこの土地が「豊洲」と
なったのは、昭和12年に東京市港湾局が賞金100万円で公募した結果と知りました。
 印刷手法によっては、画像をもっと鮮明に出せるはずですが、しばらく2人で見入っていた
次第です。

 


コメント
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