出雲大社参詣。
いま建っている出雲大社の本殿は、1744年、八代将軍徳川吉宗の時代に造られたものだそうですが、それ以前の建物は、今よりももっと巨大で、一説には高さが96メートル(現在は24メートル)もあったといわれています。
その復元模型が展示されているというので、出雲大社の近くに建つ「古代出雲歴史博物館」にも行って来ました☆
見ました! まさに巨大神殿!
こんなのが大昔の日本にあったなんて!!
とにかく柱が太くてデカイ!
その柱がずっとずっと空高く伸びているのです。
その柱の上にのっかっているのが本殿。
そしてその本殿に向って今度は長くてだだっ広い階段が、まるで飛び箱の踏み切り板みたいに延々と続いているのです。
古い書物に何度も倒れたって記載があるそうなので、地震国日本には向かなかったのかな?
何となく、バベルの塔を彷彿とさせます。
その「古代出雲歴史博物館」で、特別展が開かれていました。
テーマは「聖地★巡礼」
スペイン北西部にあるキリスト教(カトリック)三大聖地の一つ、”サンチャゴ・デ・コンポステラ大聖堂”へ向う巡礼の旅が、一人のフランス人男性に同行するという形で映像で紹介されていました。
この”サンチャゴ・デ・コンポステラ”への巡礼はキリスト教徒にとってはとても大切なもので、毎年多くの人がこの聖地を目指します。
テレビなどで紹介もされていたので以前から知ってはいたのですが、映像に出演している老人のキャラクターに魅せられて、ついつい全部見学して来ました。
人はなぜ、何を求めて巡礼に出るのか?
「生まれ変わるため」と老人は話します。
巡礼の旅はただの旅じゃない。自分をみつめ、自分と語り合う旅なのだと。
キリスト教だけでなく、日本でも、四国を巡るお遍路さん、西国巡礼などがあります。
イスラム教徒でもメッカのカーバ神殿に行く巡礼のことを「ハッジ」と呼んで、一度でもハッジをした人は自分の家にその様子を刻んだりして、とても誇りにします。
様々な国で、いろいろな人たちが、それぞれの巡礼の旅をします。
特別展ではフランスのル・ピュイという町から、スペインの大聖堂までの旅が紹介されていましたが、その道々の町に巡礼者を助ける施設や人々がいて、出会や別れがあってけっこうドラマチックでした☆
街角で蛇口をひねると無料でワインが飲める施設には思わずため息。
いいなぁ~
出雲大社を見に来て、思わぬいい展示を見ることができました♪
これで、伊勢神宮と出雲大社は回ったから、今度は熊野参りかな?
…自分の趣味で観光めぐりをしていたら、いつの間にか巡礼の旅みたいになってる。
でもいつも車で楽してるから、ご利益はなさそう★