私的図書館

本好き人の365日

『崖の上のポニョ』

2008-08-23 02:14:00 | 本と日常
映画を観に行って来ました♪

宮崎駿監督の最新作*(キラキラ)*『崖の上のポニョ』*(キラキラ)*です☆

夏休みということもあって、子供が多い多い!!

しかも人気の「ポケモン」の映画も公開されていたので、映画館は人であふれていました。

公開時期をズラしてくれたらいいのに~

ジブリ作品でいうと、『紅の豚』のように単純に楽しめる作品♪

『となりのトトロ』に出てくるメイちゃんみたいに元気な子どもが主人公♪

でも、シータや、サツキや、千尋みたいに、自分で行動してストーリーを引っ張っていくことができるほどには大きくないので、途中で寝てしまったり(!)歩く時は手をつないだり、もう”初めてのおつかい”状態!!

すごく楽しい♪

とにかく動く動く!!

魚の女の子が、人間の男の子と出会うお話なので、海の描写が多い(というかそれがメイン!)のだけれど、海の生き物たちが、波が、海そのものが動く動く!

不思議な登場人物や、海の中の実験室、老人ホームに崖の上の家!!

どれもが魅力的で、主人公の男の子、宗介も、宗介の母親のリサも、老人ホームのお年寄りたちも、ポニョも、ポニョの妹たち(これがまたたくさんいる!)も、そしてポニョのお父さんとお母さんも、これまた魅力にあふれています☆

アニメーション本来の、”動く絵”の楽しさがたっぷり♪

宮崎監督の初期の作品『未来少年コナン』で見た、動きの楽しさがここによみがえったって感じ☆

映画がはじまってすぐに、「変な絵~☆」と素直に笑い転げました♪♪

変な海♪
変な波♪
変な生き物♪

まぁ、変な絵ばかりではお話が終らないので、後半は少しストーリーがからんで、大人たちが出てきますが、ずっとポニョが走りまわっている映画でもよかったな☆

何だかわからないけれど、ポニョがカワイイっていう映画♪

ただ、お話よりも、絵の動きが目立つので、大人は自分の感情移入する相手が見つからないかも。

少し似ている『となりのトトロ』では、サツキとメイに、それぞれの年齢の自分を重ねることができたし、母親を思う子供たちの気持ちといったものにも感情移入できたけれど、ポニョは人間じゃない分、なかなか重ならない。

う~ん、もしかして、そんなことは考えずに、素直に相手のことが「好き☆」っていえる、ぶつかっていけるポニョをただ楽しめばいいのかな?

いろんなことを乗り越えて、ただただ好きな子に会いに行く。

好きだからそばにいる。

それだけの映画だったりして☆