アパートが競売にかけられるということで、ちょっと引越しを真剣に考え始めました。
身辺整理というか、余分な荷物が増えたなとは前から思っていたんですよね。
捨てられなかった領収書の束に、雑誌、着なくなった服に、本棚からあふれ出している本。
人間一人が生きていくだけなら、もっと荷物は少なくできるはず。
理想は寅さんみたいにトランクひとつ♪
ま、そこまで極端でなくてもいいので、軽トラ一台に乗るくらいにならないかな?
これが数年前なら本棚2つ分のビデオテープとか、大量のCDとかがまだ加わっていましたからね。(実家にはラジオ放送を録音した大量のカセットテープもあります)
あぁ、デジタル化ってありがたい!
本も読んでしまったものは思い切って売ろうかな?
でも角川文庫の「マイディアシリーズ」とか、村岡花子さん訳の「赤毛のアン」とか、マルクス・アウレーリウスの「自省録」とか、梨木香歩さんの本は無理。
引越すたびに持ち歩いてきたのでボロボロだけど、いつも手元に置いておきたい。
アパートは競売にかけられて万一引越すことになっても、6ヶ月くらいは猶予があるそうなので、今のうちから少しずつ片付けたいと思います。
大家さんからはアパート経営から手を引く旨、迷惑をかけてすまないとの手紙が届きましたが、少子化と不景気で過疎化の進むこんな田舎じゃ、なかなか新しい入居者を探すっていっても難しいんでしょうね。
宝クジが当たったら、アパート経営でもしてのんびり暮らそうかとも思っていましたが、そんな楽なものじゃないみたい。
もっとも宝クジなんて当たらないだろうから、私が心配する必要もないんですけど(苦笑)
アメリカの作家ソローみたいに暖炉のある小さな山小屋で森と共に暮らす、なんていうのもいいなぁ。
実家の近くの別荘地には、海外からそういう生活を目指して移住してきた家族や、陶芸家の方が住み着いているんですよね。
実際には地元との付き合いとか、学校や病院とか、いろいろ問題があって大変みたいですけど。
これも私は一生家なんて買えないだろうから、心配する必要はないんですけどね(苦笑)
どうして僕らはこんなに慌ただしく、こんなに命を無駄使いして生きねばならないのか。飢えもせぬうちから餓死すると決めこんでいる。今日の一針は明日の十針などと世間では言うが、その流儀で明日の十針を節約するために今日は千針も縫ってしまう。
― ヘンリー・D・ソロー ―