写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

十六夜の月 度し難い奴

2017年02月14日 | 写真日記
    [度し難し]
今日の国会中継では日米首脳会談という貢ぎ物外交から帰ってきた安倍晋三のただでさえ大きい顔がさらにアップされ何度もテレビ画面を占拠して辟易した。
トランプ大統領と19秒もの長い握手、そして二人だけでゴルフ遊びしたことで世界の指導者にでもなったと勘違いしたのか、いつも以上に国会では質問の内容に答えずに言いたい放題、挙句の果てに他の大臣への質問も横取りして答えるありさま。
この様子を見て彼への怒りとともに浮かんだ言葉が「度し難い奴」 。
ネット辞典で調べると
「度し難い」は[形][文]どしがた・し[ク]済度(さいど)し難い。救いがたい。道理を言い聞かせてもわからせることができない。「縁なき衆生(しゅじょう)は―・し」「―・いわからずや」[派生]どしがたさ[名](デジタル大辞泉)
ようするに私は安倍晋三という男を「救いがたい。道理を言い聞かせてもわからせることができない」男だと再認識した次第です。
一刻も早く安倍内閣を倒さなければ外交・防衛・経済面での痛手が深くなるだけでなく憲法9条を持つ日本という国の品格さえも貶めてしまうのではないかと心配です。

    [十六夜の月]

満月の夜は分厚い雪雲に遮られてほとんど姿を現さなかった月ですが、昨夜は星も見える空に少し欠けたような昔の歌人も愛した十六夜の月がためらいがちに浮かんでいました。

    [和歌に詠われた十六夜の月]

藤原為家の側室で未亡人となった阿仏尼の残した「十六夜日記」にこんな和歌のやりとりが。

  ゆくりなくあくがれいでしいさよいの月やおくれぬかたみなるべき
(十六夜の月の夜にあなたはいずれかへ行かれてしまいました、今夜の十六夜の月をみているとあなたを思い出します)

  めぐりあう末をぞ頼むゆくりなく空に浮かれし十六夜の月
(空に浮かぶ十六夜月のように、私も都をふらりと出てしまいました。また都に帰りあなたに会える日を心待ちにしています。)

相聞歌といわれる恋の歌ではないようですが、十六夜の月を目にしてのなんと素敵なやり取りではないでしょうか。

今日の国会で「どや顔」をさらしていた首相にはこの歌の欠片ほどの感性もないでしょうね、つくづくこんな首相を持っていることが嫌になっています。

今日は「十六夜の月」の写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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