写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

雪解けの山里

2017年02月24日 | 写真日記
    [春を告げるフキノトウ]

金沢市の南部に広がる丘陵部。
産廃施設の増加や耕作放棄地の広がりなど危機に瀕してはいますが、それでも地域で農林業に勤しむ住民の努力でまだまだ濃密な里山の自然が保たれている地域です。
わが家から車で数十分で行けるこの山里一帯を私はひそかに「金沢市南部丘陵」と呼び、20年ほまえから人や動物などの暮らしを撮り続けています。
そろそろ麓の山里では雪が溶け、クロサンショウウオやガマガエル・ツチガエルの産卵が始まり新しい生命の季節が始まっています。
雪どけの崖地にはフキノトウも芽生え、飢餓の季節を乗り越えたカモシカの足跡や食み痕も残っていました。

    [雪どけの棚田]

金沢市南部の山里にはあまり人に知られていませんが、集落の方たちが大切に維持し耕作を続けている田や畑が雪解けの美しい姿を現しています。
ここ数年の暖冬の影響か、イノシシが増えてその農作物の被害が大きくなっていますが農家の方たちは農地を維持し続けています。
金沢市南部の山里の自然はこうした農林業と結びついて、その濃密な自然環境を維持し続けています。

今日は雪どけを迎えた金沢市南部の山里の写真を二枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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