HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

ロシアを知ることができる「トレンチャコフ美術館」

2010-05-18 17:20:18 | 
ロシアでいろいろなところに行きましたが、
予備知識がほとんどなかったのがこのモスクワにある
「トレンチャコフ美術館」です。






1851年モスクワの商人トレンチャコフ兄弟が、自宅を開放して開いた美術館が元になっています。
現在は11世紀からのロシアの芸術作品を中心として十三万点所蔵してロシア最大の美術館の一つだそうです、
いわば、ロシアの歴史や。ロシアが感じられる美術館なんですね。
その中でも4500点以上のイコン画のコレクションは素晴らしいものです。


 
私はキリスト教についてあまり知りませんが、
フランスなどで信じられているキリスト自体の信仰と
聖母マリアを中心としたキリスト教と大きく分かれるようです
教会に行くとフランスなどでは、イエスキリストが十字架にかかっています
それに対して、、ギリシャや、ロシアは聖母マリアを中心としているキリスト教で、
聖母マリアの像などが描かれています。
特にロシアのイコン画は有名で、明治のころ一人の日本の修道女の方がここで学んで帰国したそうです。
ですから、ここに一枚だけ東洋人の顔をしたマリアのイコン画があるそうです。
 
<これはイコン画のコレクションの中でも特別な作品の一つ>
「ウラジミールの聖母」
ビザンチン帝国からキエフ・ルーシーに送られその後ウラジミールに来たのでこう呼ばれているそうです。
ロシアキリスト教はビザンティンからもたらされたのでしたよね。



 
モスクワのプーシキン美術館をみた後で訪れた救世主キリスト大聖堂で、
私はイコン画に頭を落とし十時を切る多くの人たちを目にしました。
イコン画はガラスでおおわれていました。
イコン画に描かれた、聖者によってご利益が違うそうです。みんな何か祈りをささげていました。
それと十字の切り方が右の胸から左への私の知ってる十字の切り方と反対です、
それと親指と中指、人差し指をくつけて十字を切るそうです。椅子はありません、
ソ連時代に弾圧された時期もあるためか、とっても熱心にお祈りをしている方が多いように見受けられました。
 
ある時期とっても肖像画の素晴らしいものが描かれました。
クラムスイ「見知らぬ女」
モスクワのモナリザという人もいるくらいです。
うつくしいです




ほかにもロシア移動派の作品、人道主義に元づいた、民衆の生活や境問題を定義するロシアリアリズムの傑作が並んでします。




現代美術のわたしもすきなカンジンスキーなどの作品もいっぱい飾られていました

私がとっても気に入った絵


アレクセイ・コンドラチェヴイムチサヴァラソフ
(1830~1897)
(オラニエンバウム郊外の眺め)
春のいぶきが感じられる、湿気を感じる、素晴らしい作品だと思います。
 
作品の詳細はこのホームページでご覧くださいな~
 
 
マダマダいろいろ書きたいこともありますが、一応目的の美術館を見ることは出来ました。
でもまた行きたい国の一つです。
私が行った頃、サントペテルブルグは夜の10時半まで明るかった
今月の下旬には太陽が沈まない白夜が始まるそうです。
そうなると観光シーズンが始まるのですね~
モスクワの珍しい歩行者天国のアルバート通りも、スクリアビンの記念の家も・・・多くの人でにぎわうのでしょう、
素晴らしいロシアばんざ~い~いと言いたくなるところでしたよ~
 
でも何よりロシア人がとっても素敵に見えてきました~
コメント
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