今日の名古屋地方は日差しが一杯で、お部屋の中は暖房なしでも20度です。
でも外の風はびっくりする位冷たいです。
年末から行われている絵画展の終了が迫っているので行ってきました。
片岡鶴太郎展「墨牡丹」
平山郁夫展「次世代へのメッセージ」です
片岡鶴太郎さんの「墨牡丹」展は、
100余点の作品が展示されなかなか美しい繊細な感性で描かれています。
友禅のように墨絵風に描いた着物や絵画。
墨絵はみっちゃん今挑戦中で好きで参考になりました。
ちょっとダイナミックな焼き物など、
多彩なセンスをうかがわせます。
ビデオで「マス」の絵の制作過程が流れていました。
彼流の制作過程らしいのですが「ながしこみ」や「ぼかし・たれ」など
私が今、水彩で取り組んでいるものと同じ観点なので参考になました。
普通、こういう技術的なことはオープンにしたがりません。
自分で工夫して苦労して編み出したものだからです
自分に自信があるということもあるのかしらね・・
大したものだと感心しました。
星が丘という土地柄かお年寄りのフアンの多いこと!
これにもびっくり!
それから名古屋の駅前の
「平山郁夫展」展覧会場に
行きました。
今年が3回忌に当たる記念の展覧会です。
「次世代へのメッセージ」
まるで平山郁夫さんが遺言でもしてるような展覧会で
感動をして思わず涙が出てきました。
この未曽有うの災害と人災を目の前にしたら、
あの行動派の平山さんはどんな救済を
なしえてくれたんだろうかと・・
彼の封印していた原爆体験
原爆が落ちてくる時の様子、広島の様子が水彩画になってました。
のち絵描きを目指し、貧乏長屋で食べるものがない
子供さんまである生活の中で、隣近所みなに支えられたこと。
そういった中で、はぐくまれた人間愛、細やかな情感
彼のそういう生きざまが人生の背景にあり、
素晴らしい作品を生み出している。
彼の人間性や精神性が感じられる作品の数々なんですね。
ホントにこの作品展で心を洗われたような気分になりました・
「絵画はひとである」とよく言われます。
作品を通して平山郁夫さんの生きざまに感動したのですね。
いい絵画展でした。 故郷広島の美術館に絶対行こうと決心した次第です。
福島のことでへこんでいたので、元気が出ました。
読んでくださってありがとう