信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

熟成できない自分

2009年02月12日 20時30分07秒 | Weblog
昨日は春がやってきたような暖かい日で、福寿草の花が咲いているのを、行く先々で見つけ、もう春だと明るい心になった。
ところが、ところが昨夜どうも外が明るいと窓を少し開けて見たら、月明かりではなく雪明りであった。
まさかでしょう?
いきなり雪が降って、いつの間に?
庭は真っ白に雪が積もり、道路はてかてかにアイスバーンになり恐ろしい通勤道路に変わっていた。
車に10分前にエンジンをかけるためにドアーを開けたらパーッと雪が舞った。どうやらパウダースノウで軽い軽い雪だ。
昨日の休みの効果で身も心も軽く、午前中はいつも通りに時間が流れていく。
と思っていたらそこでストップした。
どうやら私の仕事のミスを若い同僚が見つけたらしく、追求してきた。
恐い顔で攻められ、上司や医師の部長に話すという。
事の成り行きを考えた。
自分で解決するのに決まっているのに、人に騒ぎ立てられたくない。
昼食が喉に通らなくなった。

結果的には午後その問題は解決した。
自分が心配したのは心配し過ぎだった。

けれど残ったのは若い者との間のしこりだった。
年上のものに対する言葉や態度が出来ていないことから、攻める行動に走る、それが続いており、ターゲットが自分であるということだ。

ターゲットにされるということは自分に問題がある。何かあるのだろう。
彼女が矛先を向けてくることは、何か気にくわないのだろう。
こんな61歳になっても、人間が出来ていないから尊敬されるより、攻められるほうに廻っていくのかもしれない。
負のスパイラルというのがあるが悪いことが続くとどんどんその得点が増していく。
ああ息子夫婦は今頃シカゴに向かっている飛行機の中だと思うと、それだけでも胸の中が悲しくなる。
崩れ始めた感情はもろくなるばかり。
1日は色々な出来事の中で構成されるが、自分にとって快適なこと、不快なことの両方が微妙な加減で混ざり合い、その分量の力加減で今日は良い日だったかとの判断になる。
午前と午後の感情はがらりと変わり、結果的には自分の持ち合わせていなかった知識を負の感情で手に入れられた。
残った反省は、いつまで経っても到達できない新しい職場での自分の熟成度だ。
指導の面などでは別に問題ないが、技術や健診結果表の細かいチェックや採血、仕事の手早さなどに全く違った分野で長く働いていた人間は若い人から見たらまだるっこさを感じるのかもしれない。
別な視点から見たら老害といえるのかしら・・・。