信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

森の香り

2009年11月28日 22時08分34秒 | Weblog
2週間ぶりに犬達と遠出の散歩をする。
ムスメが帰って来ていたので、家事や散歩は私のテリトリーから失った。
お陰で楽をしたが、何だかいつものペースが乱れて生活が変わった。

先週は実家での法事で6時間かけて銚子まで出かけた。
旅行ではないが、別な場所へ出かけると色々目に付き考えさせられる。

3連休は疲れて終わり、翌日からの仕事は4日間働けば良いからと気楽に思えた。
けれど・・・こんなはずがないと思いながらも、気合と根性で毎日働いた。


仕事から帰って来ると眠くて横になりたくなる。
炬燵のせいで堕落したと心の中で思い、これではいけない、明日はしっかりしなくてはと反省しながら鈍い頭で床に就く。
思えばこれだ。下手に気合で働きすぎた。

既に随分前から、齢なんだからと子供たちには言われ続け、わかってはいても
職場では周りと同じく働かなければならない。
しかも体調を壊したり、休暇を取っているスタッフが毎日いるのでその分の負担がやってくる。

やはり齢なのだろう。ううううぅぅ。
燃料切れだ。

だから金曜日の夜はたまらなく嬉しい。
土曜日の朝が寝坊が出来るからだ。
少なくとも2,3時間は余分に寝れるからだ。

今朝は1ヶ月ぶりに役場の広場で、資源ごみの回収日に当り、昨夜ごみの分別をして
準備をしておいた。
都会よりここへ来てからの資源ごみの分別はとても細かく分別しなければならず、新聞やダンボールも含め、分別したごみ袋は幾つも出来上がる。
おき場所に困るが、ここは土地が広いから皆気にしないのだろう。
大半が軽トラックに積み込み、出しに来るから相当な量を出す。
収集場では担当者から注意を受けながら大汗をかき、ゴミ袋をぶら下げ走り回る。
トラックや乗用車が次々と到着し、駐車場は満杯で大騒ぎだ。

午前中のごみ出しで疲れた気持ちは何とかせねばならず、散歩で景色を眺めるに限る。
犬達を連れて2時間余林の中を散歩した。
昨夜7時間寝たため疲れが取れて体が軽くなった。
体があちこち痛かったのも消えていた。

林は木々の葉っぱがすっかり落ちて、陽ざしが明るく差し込んで夏の様子と違ってきた。
落葉松の葉が落ちて、いい香りが漂っている。



鬱蒼としていた林では気が付かないで通り過ぎていたが、苔玉があちらこちらに点在しているのをみつけた。
淡い日差しを受けて、苔の花が一斉に光っている。






足元は落葉松の葉でじゅうたんになっており、とても足に柔らかく踏み心地がよい。

 

疲れた体はこうして林の中の散歩で解消されてしまうのある。
なかなか望めない環境にいることを心の中で秘かに自慢して良いのではないかと思う。