信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

勝沼へぶどう狩り

2011年09月19日 22時57分33秒 | Weblog
毎年今頃の季節になるとぶどう農園におもむいてぶどうを買ってくる。
今年は3連休の中日、青空の天気となり、富士見駅から電車に乗った。
一緒に行く息子は神奈川から車で来るので効率良く車1台に絞り私が電車で
勝沼ぶどう郷駅まで行き待ち合わせた。

前日は1日中雨が降り、変化のない休日の初日だったが
朝から気温が上がりまるで夏日のようだ。
これまで中央線の各駅停車に乗ったことがなく、まるで旅行気分だ。
富士見駅でのんびり電車の到着するのを待っていたが、向かいのホームでは
松本方面に行く乗客がおり、話し声が聞こえてきて思わず笑ってしまった。
5人の中年女性が登山姿で(山ガールでなく山姥)うちの弟はいつまで独身でいるのかしら?
困ってしまう…    あらうちにもいるわ、  歳をとったら私が面倒見ることになるのよね、とか
大きな声で話している。
38歳のくせに30歳の女性の見合い話が来たら歳取っているからダメだとか言って
断るのよ~。自分の歳もわきまえず。

電車が来て彼女たちは松本方面へ消えた。平和だ。

上り方面の電車に乗り、車窓の景色を楽しみ、甲府へ着き乗り換えをして各駅で止まる景色に
こんなのんびりと慣れてしまった車では決して見られない風景にいずれ将来各駅停車の旅にでて
時刻表を調べながら知らない土地へ行ってみたいと思っていた。

勝沼ぶどう郷駅ではタクシー乗り場で電車から降りた乗客が長い列になり次々とタクシーに
乗り出ていく。
息子を待ったが、16号も中央道も渋滞で数時間遅れるというためカンカン照りの暑い駅では無理なので
ぶどうの丘で待つことにした。
ワインセラーで試飲できるのでごった返しだったが、かなりの種類の赤と白のワインを試飲し
いい気分になり息子を待った。

 

3時間遅れで息子が到着し、その後ぶどう園に向かった。
モウ知り合いになり5年目だが、ぶどう園のご夫婦が変わらず楽しすぎる会話でぶどうを取るのも後回しで
なぜ毎年毎年、ここへ来るのだろうという思いがそうだ、ここへ来るのは話がしたくて来るのだ、それくらい
楽しいのだ。
夕方になり、遠くへみえる中央道の上り方面の車はほとんど渋滞で止まっているようなもので
連休の混み方は凄まじい。

  

ぶどう園の近くのワインの醸造元で気に入ったワインと地ビールを買い求めたが樽に描かれた絵が
可愛らしく、これまで気がつかなかった。
友人や実家にぶどうを送り、息子の車に乗って家に帰ってきたが、今日は旅行をしてきたようなもので
いつもと違った楽しさを味わっていた。

山梨は暑く、試飲したワインの酔いと一緒になり、地元に戻り、やっぱり信州は涼しいわと
ホッとしたのである。