Il film del sogno

現実逃避の夢日記

シーサイドモーテル/孤高のメス

2010-06-06 03:45:00 | 日記
6/6(日)晴れ
深夜1時、突然思い立って近所のシネコンで邦画を鑑賞。でかい小屋に観客20名弱。カップルとか単身の女性とか、大都会は眠りを知らない。≪グランドホテル≫というジャンルがあるが、邦家が製作すると山間部の安モーテルでワケありの連中が織りなすドタバタになる。キャストはなかなか豪華でシリアスな場面もあるが、これは評価が難しい。テンポ良く人物の出し入れに工夫はあれどベタなギャグに笑えるか、どうか。女優陣のサービスショットにニヤついて意味深長なラストシーンで煙に巻かれるのが正しい鑑賞法かも知れない。
3時間の睡眠で定刻起床。再度劇場へ向い変則梯子鑑賞。演目2本目は現役医師による同名小説の映像化。20年前に地方の市民病院を舞台に行われた脳死肝移植を描いている。この監督(成島出)の演出は常にストレートである。役者も熱演で最も時間をかけたであろうオペシーンは流石に迫力あった。少し出来過ぎの感はあるが良作である。
午後はジムで遠泳。池袋に出て床山。リブロで書籍購入。平和な休日。
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告白/座頭市 THE LAST

2010-06-06 00:42:00 | 日記
6/5(土)晴れ
快晴、無風で爽やかな天候。8:00起床。少し重い朝食を摂り一服。休日の毎度、近所のシネコンで映画の梯子鑑賞。一本目は昨年のベストセラー小説の映像化。原作は刊行時に読了。監督・中島哲也は野球選手に例えるならば打率の高いスラッガーだと思ふ。これまでに駄作なし。主演・松たか子にはこうした演劇的な舞台設定が良く似合う。ほかにKYな熱血教師に岡田将生と犯人の一人・少年Bの母親に木村佳乃。このアンサンブルが素晴らしい。基本は愛娘を殺害された女教師の報復譚。陰惨な題材をリアルに描いているようで、実は秀麗な映像と繊細な音響効果、そしてセンスの良い楽曲(選曲)が、その残忍な内容を中和させることに成功している。一人称の連作短編をよくぞここまで消化させ仕上げた監督の脚本・演出力はやはり凄い。登場人物の誰にも同調は出来はしないが、淀んだ感動を得る傑作というものは確かにある。
午後は何度も映像化されているヒーロー時代劇。ビッグネームを背負わされたアイドル系タレントには同情を禁じ得ない。内容(シナリオ)がお粗末。ゆえにあまり語るべきところ稀し。名作・古典のリメイクは本当に難しい。
夕刻からジムでエクセサイズ。
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