アイアンマン２／FLOWERS／アウトレイジ

6/12（土）晴れ
初夏の日差しが眩しい。７：３０起床、朝風呂に入り、インスタントラーメンの朝食を孤食。さていつもの映画の梯子。一本目はアメリカンコミック原作の聖林大作の続編。すっかり設定（セットアップ）を忘れていたが、まぁ細かな解説は不要ですかな。ロバート・ダウニーJr、グゥイネス・バルトロウ、スカーレット・ヨハンソンから≪レスラー≫で復活を果たしたミッキー・ロークまでキャスティングは豪華絢爛。名優の条件には演目を選らんではいけないという項目もあるだろう。しかし随分と好戦的な内容で、うがった見方をするとプロパガンダ映画として大変危険な作品ではないかと思う。本国同様に能天気に楽しめば良いのか。午後の二本目は資生堂特別協賛、こちらは邦家の人気女優を一堂にそろえたオムニバス風昭和女性年代記。まずキャスティングありのストーリー故ベタな内容になるのは仕方ないか。泣かせるエピソード満載。しかし一番感動したのはラストの塩見三省の≪バンザイ≫だな。戻って愛犬の通院の送迎。ジムでひと汗かいて夕食はゴーヤチャンプルを調理する。食後一服してレイトショウ鑑賞に再び劇場へ。北野武、久々のヴァイオレンスものに場内ほぼ満席。お話はいたって単純なヤクザもの。監督らしからぬ有名俳優総出で抗争やら裏切りやらが延々と描かれる。文字通りイタイシーンも多いが、それほどの衝撃はない。低迷気味の過去３作より（無論意識してだろうが）遥かに出来映えはよろしい。個人的にはアウトローの群像劇は≪仁義なき戦い≫が極北だと思っている。倦怠と熱気に溢れた７０年代は遠くになりにけり。