鉄男 THE BULLET MAN

6/16(水)小雨後曇り
蒸し暑くまとわりつくような雨に勤労意欲は減退。終日、事務所で後ろ向きな仕事にいそしむ。たとえば取引先への謝罪メール。新人相手に勉強会。査定の講評。少し残業をして新宿に出る。テアトルでは塚本晋也の新作がレイトショウでかかっている。サービスデーにもかかわらず２割程度の入り。やはりこの監督のカルトな作風は観客を選ぶ。激しくブレる手持ちのカメラとこれでもかの大音響。不快感の極限が試されるような全編ハイテンションの映像と音の暴力。間歇的な抒情シーンにセンスを感じる。初代のようなインパクトはなく、好き嫌いはあるにせよ映像作家としての力量は認めざるを得ない。怪作である。こーゆー映画が好きな奴とは友達になりたくないと云われても仕方がないが。７０分の比較的短い尺だが鑑賞後はぐったりきた。