Il film del sogno

現実逃避の夢日記

春との旅

2010-06-27 22:59:00 | 日記
6/27(日)曇り
事情あって昼近くまで不貞寝する。食事も摂らずに愛車で外出。インドアで白球をひっぱたき、ジムで遠泳、オートバックスでオイル交換して、夕刻、大泉のシネコンで地味な邦画を鑑賞。何が地味か。偏屈で頑固な爺さんと孫(見てくれの良くない田舎娘)とのロードムービー。監督はこれまで縁がなく作品を1本も見たことがない小林政広。T-joy7番スクリーンは200人近いキャパの小屋だが観客は10名内外。観客動員と作品の質は比例しない好例。まずヒロインの徳永えりを讃えたい。造り込み過ぎの感はあるが、数度ある食事のシーンだけでも泣けてくる。自分の老境を思い描くとき全く他人事でなし。これは美しいロケーション、達者な役者、そして数多の社会性を織り込んだシナリオ、それら全てが結晶した良作である。
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さんかく

2010-06-27 02:40:00 | 日記
6/26(土)曇り時々晴れ
親族に対する餞別に大枚を準備する。現金はどうかと思ったが簡素な茶封筒に入れて起きぬけのボケた当人に渡す。午前中は池袋のテアトルダイヤで本日初日の邦画を鑑賞。窓口の行列に、まさかとは思ったが、案の定、隣の≪告白≫でした。100人前後の小さな小屋は半分程度の入りで上映開始。監督・吉田恵輔の力量は、そのデビュー作≪机のなかみ≫から非凡である。続く≪純喫茶磯辺≫でも無名の仲里依紗をフューチャーして前作がフロックでないことを証明。本作も持ち味が良く出た佳作である。良いですねぇ、こういうチマチマした色恋ものは。恋愛とはとどのつまりストーカー行為なり。まずキャスティング(脇役陣も含め)が素晴らしい。細部にこだわったセット・小道具。シナリオが自然で説得力もある。上半期ベストの邦画。エンドロールに流れるアコースティックな楽曲が暖かな余韻を包む。
終わって大型書店で2時間の立ち読み。夥しい書籍の大海原に圧倒される。情報の洪水に溺れる感覚。贔屓作家ふたりの新作と遺作を購入。ジムで遠泳して帰宅。
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