アデル／ファラオと復活の秘薬

7/7(水)曇り時々雨
梅雨まっ盛り、という表現はおかしいか。くさくさするこういう日に限って終日退屈な会議である。隣の同僚の腹の贅肉をつまんだり、トイメンの発表者の似顔絵を書いたり、持ち込んだパソコンから友人にメールしたり。楽しみな筈の昼食もコンビニの壊滅的に不味い弁当に怒り心頭。こんな餌のようなシロモノでも残せない自分の育ちの悪さに悲しくなる。夜は池袋でリュック・ベッソンの新作を鑑賞。観客１０名強。閑散なるかなサンシャイン・シネマNO６劇場。穴のあいた座席にちっこいスクリーン。唸りを上げるエアコンといちゃつくアベック。ベッソンは不思議なフィルムメーカーだなぁ。ファーストコンタクトは大傑作の≪グラン・ブルー≫、続いて≪ニキータ≫でアッパーカットを食らったが蜜月はここまで。才能が退化しているのではないかしらん。≪レオン≫までは許せるが、以後、評価は下がりっぱなしで上昇の気配なし。本作も能天気なファンタジー・コメディ。この企画で大金を集める詐欺的商才のほうに感心する。ある意味あっぱれである。ドンヨリした心象のような小雨の中、定刻帰宅。