Il film del sogno

現実逃避の夢日記

借りぐらしのアリエッティ/インセプション

2010-07-17 23:57:00 | 日記
7/17(土)晴れ
本格的な夏到来を思わせる快晴。空はどこまでも青く雲は綿菓子のように白い。7:30起床、近所のシネコンの初回は8時台から。良い子は今週から夏休みか。連休初日と云っても毎度することは同じ映画の梯子。1本目は世界に冠たるジブリ提供、床下に暮らす小人(少女)と病弱で聡明な少年との交流を描いたメルヘン。綺麗ですね絵柄が。原作は英国の児童文学だそうだが、邦家でも充分通じる。老若男女楽しめる。滅びゆく種族の好奇心旺盛な気の強い女の子は誰からも愛されるだろう。フランス人ハープ奏者によるケルティックな主題歌も作風にベストマッチ。午後は一転、聖林製作、クリストファー・ノーランの新作。人間の夢に入り込んで深層心理に意図的な意識を植え込むというアイデアが秀逸。オリジナルなストーリー、豪華キャスト&スタッフ、潤沢な資金、大スペクタクルとしても深読み出来るサスペンスとしても一級品。これだけやりたい邦題出来れば楽しかろう。多重する夢とアクションが交錯して、この部分がもう少し整理されて短くなっていたら良かったか。しかし、亡き愛妻にたいする思慕や苦悩が織り込まれ、出世作≪メメント≫でもそうだったが、監督は意外とセンチメンタリストなのかもしれない。ラストの余韻もよし。長尺が気にならなかった傑作也。終わってジムで遠泳、ファミレスで読書と栄養補給。充実の連休初日。
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ぼくのエリ 200歳の少女

2010-07-17 02:44:00 | 日記
7/16(金)晴れ
6:30起床。新木場から京葉線で蘇我へ、更に外房線へ乗り換え茂原まで、のはずが寝過して大原で覚醒。窓外は長閑な田園風景に夏の日差し。商談時間は過ぎて帯同者からの携帯電話も気がつかなかった。大失態なり。平身低頭して午前中は訪問先の旧知の担当者の長い昔話に付き合う。昼食に駅前の食堂で名物・茂原カレーめんを食す。やはりカレーはライスに限る。特急で帰京して14:00、銀座テアトルでスウェーデン映画を観る。ヴァンパイアものであるが、主題は美少年と永遠に生きることを定められた少女の≪ボーイ・ミーツ・ガール≫である。邦題にセンスなし。【深紅の初恋】とでもすべし。ゆったりとした演出と極力科白を排した進行ではあるが、モノトーンのような画面には全編緊張感が漲る。吸血鬼物には懊悩と渇望が必須であるが、当然主役は男美女でなければならない。韓国映画≪渇き≫も捻ったモンスターホラーであったが、本作もバリエーションとしては新味あり感心かんしん。少年少女の無垢な双眸に魂さえも吸い込まれる心地。哀切極まる美しき佳作也。終映後早めの夕食を摂って池袋の悪所で巫女のお告げを受ける。帰路、ジムで遠泳。定刻帰宅。明日から3連休。
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