Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ある劇作家の死

2010-07-14 00:50:00 | 日記
7/13(火)曇り時々雨
終日奉公先の執務場所で雑用という名の仕事に励む。合間に流行りの四半期報告会の資料作成、と云っても同席して要所にコメントするだけであるが・・・。大雨の予報が出ているので早めにジムへ行きいつもの遠泳。定刻帰宅。
今朝の新聞で70~80年代にブームを起こした劇作家の訃報あり。享年62は若い。生まれて初めて生の≪新劇≫を観たのは新宿の紀伊国屋ホール。演目は【熱海殺人事件】。あの時の衝撃と興奮は昨日のように覚えている。機関銃のようなセリフの応酬と被虐と可虐の主客がコロコロと転倒する。これまでにない笑いとペーソス。以後、しばらく演劇の虫となる。つかこうへいと唐十郎の名前は自分にとって特別なもので、活字で目にするだけでいまでも心がざわめく。先週芝居を観たシアターコクーンで【広島に原爆を落とす日】の再演ポスターが貼ってあった。初演時に観劇して少し落胆した覚えがある(事実マスコミも酷評していた)が、いま観たら違った感想を持つだろうか。疾走し続けた異才の演劇人の多くの戯曲はこれからも繰り返し演じ続けられるだろう。合掌
コメント
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