フェア・ゲーム

10/31（月）曇り後晴れ
週明け、月末。忙しくもなく暇でもなし。理想的な一日か。定刻退社して有楽町へ徒歩移動。スバル座で先週末から公開の単館系米国作品を鑑賞。開巻１０分で傑作の予感。中小のスタジオの手によるこうした国際スリラーものには意外や良作多し。不勉強で知らなかったがドキュメンタリーの原作あり、史実に基づいた描写、科白や小道具の細部はリアリティ満点。ＣＩＡの工作員も人の子であり母である。贔屓の主演男女優も文句ない熱演。そして今作には【４デイズ】でも感じた米国の懐の深さと、深刻な題材にもエンターテイメント性を忘れないしたたかさがある。エンドロールでの実写への切り替えには感服した。我々は国家が道を誤ることを知り、闘って勝利した個人の勇気を知る。事実は小説より奇なり。日比谷公園を逍遥して余韻を楽しみ早目の帰宅。