11/25(金)晴れ
終日枯れた業務で時間をつぶす。叔父が叙勲をしたとのことで勲章の歴史や種類を調べて一族へ告知。来月祝賀会がある予定。定刻退社して有楽町へ徒歩移動。ヒューマントラストで話題のドキュメンタリーを鑑賞。単館系から好評につき上映館拡大の模様。慶賀也。語弊を承知で書いてしまうが、この末期癌に侵された監督の父親は、その生涯をこの作品のために生きたような・・・本作はそれほど感動的に纏まっている。例えば原一男の『ゆきゆきて神軍』『全身小説家』の奥崎謙三や井上光晴が、また最近では『ディア・ピョンヤン』の在日朝鮮人の父親が被写体として特異な【名優】であるのと同じように、本作の高度成長サラリーマンの権化のような父親も魅力的に描かれている。誰もが他人の家族のホームビデオを見せられて辟易した経験はあろう。この作品を観ると、プライベート・フィルムと商品としてのドキュメンタリー映画との違いがよく解る。肉親とはいえその対象となる素材を如何に活かすか。その距離感、編集(再構築)と軽妙なナレーションに監督の並々ならぬ才気を感じた。終映後はジムに寄って2キロの遠泳。
終日枯れた業務で時間をつぶす。叔父が叙勲をしたとのことで勲章の歴史や種類を調べて一族へ告知。来月祝賀会がある予定。定刻退社して有楽町へ徒歩移動。ヒューマントラストで話題のドキュメンタリーを鑑賞。単館系から好評につき上映館拡大の模様。慶賀也。語弊を承知で書いてしまうが、この末期癌に侵された監督の父親は、その生涯をこの作品のために生きたような・・・本作はそれほど感動的に纏まっている。例えば原一男の『ゆきゆきて神軍』『全身小説家』の奥崎謙三や井上光晴が、また最近では『ディア・ピョンヤン』の在日朝鮮人の父親が被写体として特異な【名優】であるのと同じように、本作の高度成長サラリーマンの権化のような父親も魅力的に描かれている。誰もが他人の家族のホームビデオを見せられて辟易した経験はあろう。この作品を観ると、プライベート・フィルムと商品としてのドキュメンタリー映画との違いがよく解る。肉親とはいえその対象となる素材を如何に活かすか。その距離感、編集(再構築)と軽妙なナレーションに監督の並々ならぬ才気を感じた。終映後はジムに寄って2キロの遠泳。