Il film del sogno

現実逃避の夢日記

鯨神/ど根性物語 銭の踊り

2011-11-09 05:19:00 | 日記
11/8(火)曇り
早朝から品川にある某メーカー系ファイナンス会社を同僚と帯同訪問。会談内容は極秘。午後は勝手気ままに内職仕事。定刻に上がって池袋で途中下車。新文芸坐での勝新太郎特集最終日、あまりリバイバルの機会がない2本を梯子鑑賞できた。≪兵隊やくざ≫や≪悪名≫など、再見したかった作品もあったが、この棹尾を飾る演目は渋い。1本目は後に官能小説の大家となる宇能鴻一郎、芥川賞受賞作の映画化。製作は1962年。当然ながら本郷功次郎、江波杏子が若い。監督・田中徳三、脚本・新藤兼人、音楽・伊福部昭。特撮が「ウルトラマン」の的場徹というスタッフ。いま観てもモノクロ映像とはいえ迫力の大活劇。スペクタクルの巨大鯨との格闘シーンは神々しくもありドラマ部分も骨格がしっかりしている。続いては64年製作の市川崑監督作品。脚本は久里子亭(崑と奥さんの和田夏十の共作)撮影が 宮川一夫で音楽がハナ肇と宮川泰という布陣。共演に江利チエミ、船越英二。スタイリッシュな映像が身上の市川作品にしてはタイトルにセンスがないのが残念であるが、これはもっと評価されても良いアクションものだと思ふ。堪能致しました。明日からは倍賞姉妹の特集でさてさて何本観ることが出来るか・・・。
コメント
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