Il film del sogno

現実逃避の夢日記

スウィート17モンスター

2017-04-25 23:21:45 | 映画

4/25(火)晴れ
連休前の静けさか、案件も回付なく同僚のヘルプなどする羽目に。調査会社の担当交代挨拶あり。新担当は広告系からの転職組らしい。名古屋勤務時代の話などで盛り上がる。昼にビビンバ。午後も流して定刻退社。新宿で途中下車してシネマカリテにて先週末から公開のインディー系の洋画を鑑賞。18:30の回は若年層のアベックなどで30名程度。劣等感と自意識の狭間で悩むハイティーンの青春譚。『こじらせたまま大人になったすべての人に捧げる青春映画の傑作』という宣伝惹句に苦笑する。あまりセンスが良いとは云いかねる邦題よりなんぼか面白い。正々堂々10代が輝いてました、などという輩とはお友だちになりたくない。10代など気の遠くなるほど大昔のことであるが、今でもヒネている吾が主人公に共感しないわけがない。もう少し尖がると『ゴーストワールド』のようになってしまうのだろうが、大物俳優相手に堂々とデビュー作を飾ったヒロインの明るい魅力でコメディー色もまぶされて塩梅良し。女流監督(シナリオも)ならではの繊細なカットあり。脇役では教師役のウディ・ハレルソンが特筆すべき好演。ラストが少し失速したのが惜しい。マックに寄ってコーヒーと読書。

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マンチェスター・バイ・ザ・シー

2017-04-25 01:02:57 | 映画

4/24(月)晴れ
昨日は同居人の誕生日。深夜に赤いカーネーションを一輪挿しに飾る。伝わるかメッセージ。休み明け、連休前の月曜日。今週をやり過ごせば大型連休である。5/1.2の休暇を画策する。関係各位にメールで打診。ほぼ承認か。昼にチャンポン。中国地区の飲食店ユーザーの申請をじっくり検分。定刻退社して同好の同僚と渋谷へ向かう。怪しきホテル街に隣接する劇場にて開催された洋画の試写会に参加。入場の列には字幕翻訳の大御所の姿も。今年度アカデミー主演男優と脚本賞を獲った話題作に会場は満員御礼、と云いたいところであるが170席程度の劇場が満席にならない。まぁその内容の暗いこと地味なこと。開巻からドンヨリと草臥れた中年男が故郷へ帰る・・・。説明的な科白もなく時間軸を行き来する淡々とした進行に20分程戸惑うが、徐々に明らかになる男の過去に固唾を呑む。死んだ兄とアル中から脱した義姉、難しい年頃の甥っ子、会えば気まずい元妻などなど、どこかに傷を負った者たちの間で迷い悩み彷徨する主人公。人生の歯車は何処で狂うか判らない。それでも吾も我が隣人も生きてゆかなくてはならない。年季の入ったオトナほど感じ入る知的な佳作でありました。終演後、トンテキ・トンバーグ、つまり豚肉のソテーとハンバーグを売りにした店で遅い夕食。各駅停車に揺られて揚々帰宅。

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