5/16(火)曇り
定時出勤。午前中に雑用をやっつけて早目の昼食。肉豆腐定食700円也。午後は銀座に出張る。調査会社の月例報告会。今月の講演テーマはフィンテックの今後。ビッグデータや電子決済で金融の世界も大きく変わる。お勉強になりました。16:00には解放。銀座シネスイッチの間で高名な詩人を見かける。有楽町、日比谷、新宿と映画館廻りをするも時間帯が合わずパス。池袋の新文芸坐で漸く未見のドイツ映画を鑑賞。フォルカー・シュレンドルフ監督作は«ブリキの太鼓»以来40年近く経っている。ナチスドイツの行った凶行。淡々と描かれるほど真実の重さを知る。カフェで一服して帰宅。
5/15(月)曇り
深夜2時就寝、6時半起床。いつもの如く週明け。当面の案件なくお茶を挽く。昼にチャンポンを孤食。800円也。使えん同僚のヘルプなどして定刻退社。新宿ピカデリーで先週末公開の邦画を鑑賞。若年層中心に8割超えの客入りはご立派。近年は巨匠然としたメジャー作品を制作していたが、この監督の真骨頂は出世作の«川の底からこんにちは»同様、屈折した人物たちをねちっこく描くところにあると思ふ。大都会で孤独に生きる男女の捻った恋愛譚。ダメ男を演じさせれば当代一の池松壮亮と鮮度抜群の石橋静河。この新人が大女優の次女であることを上映前に前列のお兄さんたちの雑談で知った。なるほど今作は芝居以前、素材勝負といった出来栄え。おっかさんも十代の頃は演技派とは言えなかったし。しかしレンアイは凡人をも詩人にしますな。不器用で傷つきやすい二人の行く末を見送りたい気分になった。それにしても佐藤玲や野嵜好美の使い方にニンマリ。続いてテアトル新宿にてレイトショウを。こちらは若年層中心に3割程度の入り。うち2割は仲間内だろう。摂食障害を扱った暗い青春モノであるが、若い女流監督の眼差しは醒めて鋭い。終映後のトークショウを聴いて帰宅は午前様。