5/24(水)曇り
本日も案件調書(資料)ひとつをじっくり作成。こうした地道な作業が心地良いとは自分の資質に少し驚く。昼食にキジ重。840円なり。昇給のフィードバックあり。面白くもなし。定時退社して新宿で途中下車。テアトル新宿でいかにもインディー上映を得意とする当館ならではの邦画を鑑賞。サービスデーにも拘わらず観客30名内外と閑散。公開は先週末から。弁慶映画祭10周年記念作品だそうが、そもそもそのイベントの存在を知らなかった。新人監督の発掘に特化しているそうで、それでは青田を眺めてみましょう。テーマとなっている詩のボクシングは20年ほど前に、詩人・ねじめ正一と谷川俊太郎の≪対戦≫をTVで観た記憶がある。本作では団体戦。メンバーがインディー作品らしく渋い。限られた予算と日程で作られた手作り感満載。主演の男・女優の新鮮さと達者な脇役陣との絡みも良く、監督の良く云うと作家性、悪く云うと青臭さが程好くブレンドされて好感持てました。観衆の前で«魂の叫び»って、聞かされる方はたじろぎますな。苦笑・失笑して、やがて悲しく切なくもなる。随所に煌めく才気が溢れていた。偉そうなことを云うと、こういう才能は大切に育てないとイケないと思ふ。終演後、気分も軽くなって地下街を散策、カフェで一服して定刻帰宅。