2/13(土)晴れ
8:30起床。我が仔と散歩後は自室にいるも何をするでもなし。再び好天の外に出て近所を逍遥。気が付けば池袋まで移動していた。馴染の中華屋で早めの昼食。定番の牛肉のオイスター炒めを頬張ってスマホを覗いていると近隣映画館の上映案内あり。へぇ~あの演目がリバイバルかぁ~、と四半世紀前の劇場鑑賞時の感銘を思い起こす。時計を見れば上映時間は間もなく。シネリーブルには中高年層中心に30名前後の入り。市川準は贔屓の監督のひとりで≪会社物語≫や≪東京兄弟≫≪大阪物語≫などなど、我が胸中に刺さった佳作を連発。≪トニー滝谷≫なども困難だと思われる村上春樹小説の映像化に成功した稀有な例だと思ふ。今見返すと実に豪華な俳優陣でありました。主演のモッ君は措いて、無名の古田新太・生瀬勝久・阿部サダヲ、更には劇作家の北村想や映画監督の原一男まで重要な役回りで出演していた。ベースはノスタルジックな青春グラフィティであるが、派手さを極力排した淡々とした共同体への描写の中に、師弟関係、友情、愛憎、嫉妬や自己の才能への懊悩などが丁寧に語られる。あの時代には珍しくない風呂なし共同炊事場、4畳半一間アパートの美術(再現性)が素晴らしい。時代背景もセットもこの映画の主人公である。帰宅して愛犬と2度目の長い散歩。夜はチック・コリアを偲んでリターン・トゥ・フォーエヴァーの≪浪漫の騎士≫を大音量で聴く。巨人がまたひとり星になりました。
8:30起床。我が仔と散歩後は自室にいるも何をするでもなし。再び好天の外に出て近所を逍遥。気が付けば池袋まで移動していた。馴染の中華屋で早めの昼食。定番の牛肉のオイスター炒めを頬張ってスマホを覗いていると近隣映画館の上映案内あり。へぇ~あの演目がリバイバルかぁ~、と四半世紀前の劇場鑑賞時の感銘を思い起こす。時計を見れば上映時間は間もなく。シネリーブルには中高年層中心に30名前後の入り。市川準は贔屓の監督のひとりで≪会社物語≫や≪東京兄弟≫≪大阪物語≫などなど、我が胸中に刺さった佳作を連発。≪トニー滝谷≫なども困難だと思われる村上春樹小説の映像化に成功した稀有な例だと思ふ。今見返すと実に豪華な俳優陣でありました。主演のモッ君は措いて、無名の古田新太・生瀬勝久・阿部サダヲ、更には劇作家の北村想や映画監督の原一男まで重要な役回りで出演していた。ベースはノスタルジックな青春グラフィティであるが、派手さを極力排した淡々とした共同体への描写の中に、師弟関係、友情、愛憎、嫉妬や自己の才能への懊悩などが丁寧に語られる。あの時代には珍しくない風呂なし共同炊事場、4畳半一間アパートの美術(再現性)が素晴らしい。時代背景もセットもこの映画の主人公である。帰宅して愛犬と2度目の長い散歩。夜はチック・コリアを偲んでリターン・トゥ・フォーエヴァーの≪浪漫の騎士≫を大音量で聴く。巨人がまたひとり星になりました。