Il film del sogno

現実逃避の夢日記

はるヲうるひと

2021-06-09 19:46:17 | 映画
6/9(水)晴れ
文句のない快晴。7:00起床、我が仔と散歩。8:00ファミレスで朝食&お仕事。正体不明の中年男が怪しき雑誌を読んでいたり、うら若い女性がグイグイビール飲みほしていたり、平日朝のファミレスも面白い。3時間近く粘って徒歩で池袋まで。HUMAXにて12:55上映開始の邦画を鑑賞。驚いたことに場内30名ほどの観客の過半が20代とおぼしき女性たち。離れ小島の女郎屋が舞台のヘビーな内容。曲者役者で通っている佐藤二朗の監督(脚本)作。前監督作≪memo≫は未見。正直、ムロツヨシとか佐藤二朗は、あまり良い(面白い)と思ったことがないのだが、シリアスな役もできる器用な役者だとは思ふ。一部では話題となっている本作は、確かにTVドラマでは企画が通らない、映画ならではの挑戦(意欲)的な内容である。特段性風俗方面の事情には明るくないが、今でも鄙びた地方都市では、ありそうな設定である。昔のピンク映画などでもこの程度の≪文学性≫を備えた作品は幾らもあった。いまでも下北沢あたりで小劇団が取り上げそうなテーマだな、と調べてみると2009年初演の舞台劇の映像化らしい。なるほどさもありなん。無名の競演陣は舞台と同じキャストらしい。人類最古にして決して無くなることはないであろう≪尊く聖なる≫職業。愛のない交媾は虚しいというが、それでは果たして愛とは何か? 人心の暗黒を役者の熱演で垣間見て戦慄はしたが、後半の両親と愛人の関係(ミステリー)は少々強引か。一般の人にはお勧めできないが、制作サイドの熱意は伝わる異色作だと思ふ。娼婦を演じた4女優の個性と心意気は特筆しておきたい。軽い夕食を馴染の蕎麦屋で摂ってサテライトオフィスに寄って一仕事。帰宅して我が仔と2度目の散歩。19:00近くまで明るいのは助かる。
コメント
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