ヒトラー（EINE KARRIERE）

3/15（火）晴れ
陽春の気候続く。8：00起床。9：00散歩、朝食、お仕事少々。昼食に特製味噌ラーメン。午後も我が仔と長い散歩。TVは相変わらずウクライナ関連一色。夕刻、カフェで一服して長い単身散歩。夜はnetflixで1977年に西ドイツで製作されたドキュメンタリー映画を視聴。ヒトラーの半生を映像と写真のみで描いた140分。小さな右翼団体の一員から政権奪取、ナチスの栄枯盛衰が手際よくサマリされた内容。暗い青年時代、卓越した人身掌握能力、巧みな煽動術。狂気の独裁者の夢想した新世界・新人類育成、完璧なるアーリア人とは・・・。公的な活動にこれほど映像が残っている人物もおるまい。いくら記録が残っていても６百万人を葬ったユダヤ人に対する強迫観念は到底理解できない。凱旋パレードやオリンピックで熱狂する群衆には心底恐怖を感じる。それはカルト教団を妄信する人々の挙措に近い。歴史は繰り返す。現在のロシア国民を安直に揶揄してはならない。邦家でも大本営の発表を信じて皇軍の連戦連勝を祝う提灯行列に加わっていたのは、近くば我が父母、遠くとも祖父祖母である。たかが８０年位しか経っていない。