6/22(水)曇り時々小雨
5:45起床。前夜不快な事件あり寝覚めが悪い。それでも出勤日ゆえ泣き出しそうな曇天の空を見上げて駅へ向かう。7:15奉公作到着。かつての同僚が今週末で退職するとのことで軽い挨拶。13:00蕎麦屋で毎度の遅めの定番昼食。午後は今週末に予定している名古屋小旅行の帯同者へ、当地の名物料理の紹介文をラインに流す。以下引用。****三英傑を輩出した尾張名古屋(中京地区)には独特の食文化あり。同地域で頻繁に使われる表現に[おねうち]がある。関東で使われる値打ちモノ、とは微妙に違うニュアンスを醸し出す。食い物に限定すれば、安くて、量があって、更には美味い(濃い)と三拍子そろっていないとイケないようである。良く云えば質素倹約、悪く云うと吝嗇(ケチ)な県民性が生んだ言葉だと思う。・・・で、あるから当地のグルメ(特にB級)は、味のシッカリしたメリハリの利いた料理が多い。さて我らが中京滞在は長くとも2泊3日、朝昼晩におやつの間食を加えても10食程度。朝からヘビーメニューは非現実的で空腹は最大の御馳走である。良く遊び腹を空かせて臨みたい。以下、どのガイドブックにも掲載されている料理に蘊蓄を傾け品評してみたい。
・ひつまぶし(ウナギ)
関東は蒸してから焼くが、中京圏は関西風に直火でこんがり。
お櫃に飯と細かく切ったかば焼きを盛る。
1.まずはそのまま
2.ねぎやきざみ海苔、わさびなど薬味をかけて
3.最後にだし汁をかけて茶漬け風に
味は首都圏の老舗で上うな重(5千円以上)に比較すれば遜色ありだが茶碗3杯で満腹になって舌代3千円台は[おねうち]である。
名店[あつた蓬莱軒]ほか[備長]は市内に点在。
どこで食べても味と値段は似たり寄ったり。
鰻と云えば遠州浜松が有名だが、実は生産量日本一は愛知県三河一色である。
・味噌煮込みうどん(山本屋)
味噌煮込みうどんの代名詞のようになっている[山本屋]は大正時代の創業。
初体験者には腰のあるというより硬い紐皮には驚くと思う。
敷居の高い老舗らしく大した具も入っていないうどん1杯に千円と高額。
但し、その吟味された素材と奥行きのある味噌味は滋味深い。
ザッツ八丁味噌が堪能できる。
分家や同業店もあり、柔らかい麺やトッピングも選べるが、スタンダードを知りたいのなら外せませんな。
・手羽先(世界の山ちゃん、風来坊)
所謂飲み屋でのつまみで食事のメインディッシュにはならない。
味付はスパイシー。まぁ、ビールのお供、酒のアテにはベストパートナー。
名古屋コーチンは全国区の鶏ブランドであるが、高級鶏料理の老舗も幾つかある。≪宮鍵≫など、その手の名店は予約が必須なので今回は見送りか。
・あんかけスパゲッティ(ヨコイ)
名古屋B級グルメのエース格。
最近は関東でも食べられるが、名物は現地で食べたいものである。
極太面を≪油≫で揚げてトマトベースの餡に癖になる香辛料の味付けは唯一無二。普通盛りでも300gのボリュームはまさに食べ盛りの若者向き。
トッピングも個性的で初体験時には[なんじゃこれ]と思ったが、あのソースには不思議な中毒性あり。
・味噌カツ(矢場とん)
固有名詞が一般名詞化しつつある味噌カツ専門店。
そのブランド名は創設時の所在地・矢場町から。現在の≪大須≫にあたるその周辺は、中部地方の若者文化の先端を行く地域でもある。大須観音やアーケード商店街には雑多な店舗が居並び観光名所としても名高い。
・台湾ラーメン(味仙)
これも名古屋めしを代表する旨辛ブランド。創業は1960年。
現在、名古屋市内に複数店舗を展開するが、兄弟姉妹の暖簾分けで味も微妙に違う。ラーメンばかりがクローズアップされているが、青菜炒めやアサリ・シジミ・牡蠣の料理もパンチがあって美味。
・コメダ珈琲
発祥の地で味わう小倉トーストの味は格別。
コメダばかりでなく、名古屋を中心に中京地区は≪普通≫の喫茶店で供される過剰サービスは是非体験して頂きたい。モーニングサービスや茶請けの豆菓子、鉄板ナポリタンなどは土産話にはなります。
・ラーメン(寿がきや)
創業から75年、300店舗近くを展開して中京圏の若人たちのソウルフードである。その店舗でも部活帰りの学生がラーメンとソフトクリームを平らげている。あまりお上品とは云えない味付けが如何にもジャンクで名古屋的であるが、これも中毒性がある。
・きしめん
蕎麦もうどんもあるが、やはり尾張に参じたら一度は食しても良いかも。
食わせるところは幾らでもあるが、新幹線ホームの立食いが一番うまい!と云う人は意外と多い。
運営している≪住よし≫の特徴は何と云ってもキチンと取った出汁(ムロアジトとソウダカツオ)と冷凍ではあるが弾力のある麺とのコラボだろう。
・天むす
名古屋めしの代表格ではあるが、発祥は三重県津市。
それほど騒がれるほどのシロモノか?とは、思うがファンは多いようですな。
まぁ何処でも売っているのでお土産にどうぞ。冷めてもそれなりに美味い。≪千寿≫が本家のブランド。
・お土産編
坂角(エビ煎餅)、ういろう、納谷橋饅頭、守口漬(奈良漬)、などなど・・う~ん、決定打がないですねぇ。
わたくしは伊勢の名物≪赤福≫を定番にしております。(笑)***以下略
5:45起床。前夜不快な事件あり寝覚めが悪い。それでも出勤日ゆえ泣き出しそうな曇天の空を見上げて駅へ向かう。7:15奉公作到着。かつての同僚が今週末で退職するとのことで軽い挨拶。13:00蕎麦屋で毎度の遅めの定番昼食。午後は今週末に予定している名古屋小旅行の帯同者へ、当地の名物料理の紹介文をラインに流す。以下引用。****三英傑を輩出した尾張名古屋(中京地区)には独特の食文化あり。同地域で頻繁に使われる表現に[おねうち]がある。関東で使われる値打ちモノ、とは微妙に違うニュアンスを醸し出す。食い物に限定すれば、安くて、量があって、更には美味い(濃い)と三拍子そろっていないとイケないようである。良く云えば質素倹約、悪く云うと吝嗇(ケチ)な県民性が生んだ言葉だと思う。・・・で、あるから当地のグルメ(特にB級)は、味のシッカリしたメリハリの利いた料理が多い。さて我らが中京滞在は長くとも2泊3日、朝昼晩におやつの間食を加えても10食程度。朝からヘビーメニューは非現実的で空腹は最大の御馳走である。良く遊び腹を空かせて臨みたい。以下、どのガイドブックにも掲載されている料理に蘊蓄を傾け品評してみたい。
・ひつまぶし(ウナギ)
関東は蒸してから焼くが、中京圏は関西風に直火でこんがり。
お櫃に飯と細かく切ったかば焼きを盛る。
1.まずはそのまま
2.ねぎやきざみ海苔、わさびなど薬味をかけて
3.最後にだし汁をかけて茶漬け風に
味は首都圏の老舗で上うな重(5千円以上)に比較すれば遜色ありだが茶碗3杯で満腹になって舌代3千円台は[おねうち]である。
名店[あつた蓬莱軒]ほか[備長]は市内に点在。
どこで食べても味と値段は似たり寄ったり。
鰻と云えば遠州浜松が有名だが、実は生産量日本一は愛知県三河一色である。
・味噌煮込みうどん(山本屋)
味噌煮込みうどんの代名詞のようになっている[山本屋]は大正時代の創業。
初体験者には腰のあるというより硬い紐皮には驚くと思う。
敷居の高い老舗らしく大した具も入っていないうどん1杯に千円と高額。
但し、その吟味された素材と奥行きのある味噌味は滋味深い。
ザッツ八丁味噌が堪能できる。
分家や同業店もあり、柔らかい麺やトッピングも選べるが、スタンダードを知りたいのなら外せませんな。
・手羽先(世界の山ちゃん、風来坊)
所謂飲み屋でのつまみで食事のメインディッシュにはならない。
味付はスパイシー。まぁ、ビールのお供、酒のアテにはベストパートナー。
名古屋コーチンは全国区の鶏ブランドであるが、高級鶏料理の老舗も幾つかある。≪宮鍵≫など、その手の名店は予約が必須なので今回は見送りか。
・あんかけスパゲッティ(ヨコイ)
名古屋B級グルメのエース格。
最近は関東でも食べられるが、名物は現地で食べたいものである。
極太面を≪油≫で揚げてトマトベースの餡に癖になる香辛料の味付けは唯一無二。普通盛りでも300gのボリュームはまさに食べ盛りの若者向き。
トッピングも個性的で初体験時には[なんじゃこれ]と思ったが、あのソースには不思議な中毒性あり。
・味噌カツ(矢場とん)
固有名詞が一般名詞化しつつある味噌カツ専門店。
そのブランド名は創設時の所在地・矢場町から。現在の≪大須≫にあたるその周辺は、中部地方の若者文化の先端を行く地域でもある。大須観音やアーケード商店街には雑多な店舗が居並び観光名所としても名高い。
・台湾ラーメン(味仙)
これも名古屋めしを代表する旨辛ブランド。創業は1960年。
現在、名古屋市内に複数店舗を展開するが、兄弟姉妹の暖簾分けで味も微妙に違う。ラーメンばかりがクローズアップされているが、青菜炒めやアサリ・シジミ・牡蠣の料理もパンチがあって美味。
・コメダ珈琲
発祥の地で味わう小倉トーストの味は格別。
コメダばかりでなく、名古屋を中心に中京地区は≪普通≫の喫茶店で供される過剰サービスは是非体験して頂きたい。モーニングサービスや茶請けの豆菓子、鉄板ナポリタンなどは土産話にはなります。
・ラーメン(寿がきや)
創業から75年、300店舗近くを展開して中京圏の若人たちのソウルフードである。その店舗でも部活帰りの学生がラーメンとソフトクリームを平らげている。あまりお上品とは云えない味付けが如何にもジャンクで名古屋的であるが、これも中毒性がある。
・きしめん
蕎麦もうどんもあるが、やはり尾張に参じたら一度は食しても良いかも。
食わせるところは幾らでもあるが、新幹線ホームの立食いが一番うまい!と云う人は意外と多い。
運営している≪住よし≫の特徴は何と云ってもキチンと取った出汁(ムロアジトとソウダカツオ)と冷凍ではあるが弾力のある麺とのコラボだろう。
・天むす
名古屋めしの代表格ではあるが、発祥は三重県津市。
それほど騒がれるほどのシロモノか?とは、思うがファンは多いようですな。
まぁ何処でも売っているのでお土産にどうぞ。冷めてもそれなりに美味い。≪千寿≫が本家のブランド。
・お土産編
坂角(エビ煎餅)、ういろう、納谷橋饅頭、守口漬(奈良漬)、などなど・・う~ん、決定打がないですねぇ。
わたくしは伊勢の名物≪赤福≫を定番にしております。(笑)***以下略