12/23(土)晴れ
7:50起床。散歩、朝食、チャリで隣町のシネコンまで。10:30上映開始のお目当ての演目は、昨日の朝日新聞朝刊に見開き広告が出ていた。聖林の大作でもない地味な邦画にしては気合が入っている。場内は高年齢層中心にほぼ満席の盛況。これは間違いなくヒットするだろう。監督ヴィム・ヴェンダースの作品を劇場鑑賞するのは2006年≪アメリカ、家族のいる風景≫以来だから17年振り。近年ではドキュメンタリーが多かった印象だが、1980年代の≪パリ・テキサス≫や≪ベルリン・天使の詩≫のインパクトは強烈だった。本作は主演の役所広司がカンヌで男優賞を獲って話題になったが、むべなるかな。トイレ清掃員の淡々とした日常描写(実に芸が細かい)のなかにも尊い人間性・美学があり、エンドロールでは比喩でなく胸が熱くなった。ヒーローや熱血漢でなく≪普通≫の人を演じて、これだけ琴線を震わされるとは。ラスト、主人公の泣き笑いの表情と夕陽のような美しい朝日は生涯忘れないだろう。蛇足ながら石川さゆりの≪朝日のあたる家≫(ギター伴奏があがたもりお!)だけでも料金分のもとは取った。大満足で劇場をあとにする。午後は散歩とジムでエクセサイズ。理想体重まで800g、血圧上109下88。夜は自室でひたすら読書。
7:50起床。散歩、朝食、チャリで隣町のシネコンまで。10:30上映開始のお目当ての演目は、昨日の朝日新聞朝刊に見開き広告が出ていた。聖林の大作でもない地味な邦画にしては気合が入っている。場内は高年齢層中心にほぼ満席の盛況。これは間違いなくヒットするだろう。監督ヴィム・ヴェンダースの作品を劇場鑑賞するのは2006年≪アメリカ、家族のいる風景≫以来だから17年振り。近年ではドキュメンタリーが多かった印象だが、1980年代の≪パリ・テキサス≫や≪ベルリン・天使の詩≫のインパクトは強烈だった。本作は主演の役所広司がカンヌで男優賞を獲って話題になったが、むべなるかな。トイレ清掃員の淡々とした日常描写(実に芸が細かい)のなかにも尊い人間性・美学があり、エンドロールでは比喩でなく胸が熱くなった。ヒーローや熱血漢でなく≪普通≫の人を演じて、これだけ琴線を震わされるとは。ラスト、主人公の泣き笑いの表情と夕陽のような美しい朝日は生涯忘れないだろう。蛇足ながら石川さゆりの≪朝日のあたる家≫(ギター伴奏があがたもりお!)だけでも料金分のもとは取った。大満足で劇場をあとにする。午後は散歩とジムでエクセサイズ。理想体重まで800g、血圧上109下88。夜は自室でひたすら読書。