職場も趣味も年寄りだらけ

7/15(木)晴れ時々曇り
強風吹く季節の変わり目、本格的な夏がやってくる。午前中に本郷の系列企業へ重要提案。手土産にゴルフ・コンペの景品を少々。ランチに近所のイタリアンでパスタ定食。店内若い婦女子で満席。濃厚なカルボナーラを頼むも後半やや食傷気味。夕方までひたすら雑務。夜は奉公先の裏通りにある寿司屋で同好会の納会。30年続く伝統ある釣りの会は新規加入者少なく、となれば当然話題は昔話に終始する。あんときゃこんな大きなのが上がった・・云々。そういえば英語で法螺話のことをフィッシュ・ストーリーと云ったっけ。2時間一本勝負の飲み放題で全員もれなく酩酊してお開き。楽しきかな同好の士との一献、愛すべき太公望達。余韻に浸って終電に揺られる。

たまには新規開拓

7/14(水)曇りのち晴れ
曇天模様が正午過ぎから晴天になり、これは梅雨も明けたな。退屈な座業ばかりだと当然昼食後に眠くなる。方便を使って外出し一服。夜は同僚と新宿まで遠征し一卓囲む。東口の雑居ビル３階の戦場は年寄りばかりである。応対も元美人のお母さん方。少々高いが申し分ないおもてなしである。ここの全自動卓は配牌から賽振りドラ表示まで全てをこなしてハイテク極まれり。あとは積もって切るだけである。肝心の戦績は断トツ首位の回が効いて子供のこずかい程度の浮き。終電に揺られて帰路につく。

ある劇作家の死

7/13(火)曇り時々雨
終日奉公先の執務場所で雑用という名の仕事に励む。合間に流行りの四半期報告会の資料作成、と云っても同席して要所にコメントするだけであるが・・・。大雨の予報が出ているので早めにジムへ行きいつもの遠泳。定刻帰宅。
今朝の新聞で70～80年代にブームを起こした劇作家の訃報あり。享年62は若い。生まれて初めて生の≪新劇≫を観たのは新宿の紀伊国屋ホール。演目は【熱海殺人事件】。あの時の衝撃と興奮は昨日のように覚えている。機関銃のようなセリフの応酬と被虐と可虐の主客がコロコロと転倒する。これまでにない笑いとペーソス。以後、しばらく演劇の虫となる。つかこうへいと唐十郎の名前は自分にとって特別なもので、活字で目にするだけでいまでも心がざわめく。先週芝居を観たシアターコクーンで【広島に原爆を落とす日】の再演ポスターが貼ってあった。初演時に観劇して少し落胆した覚えがある（事実マスコミも酷評していた）が、いま観たら違った感想を持つだろうか。疾走し続けた異才の演劇人の多くの戯曲はこれからも繰り返し演じ続けられるだろう。合掌

イエロー・ハンカチーフ

7/12(月)曇り時々雨
梅雨も終盤か。選挙もワールドカップも終わり、鬱陶しいだけの毎日が続く。大人は子供と違って長い夏休みがないから詰らない。かといってひと月以上休んで良いと言われたら何をするだろう。小人閑居して不善をなす、なんて古の賢者は上手いことを云う。夕方、赤い電車に揺られて横須賀へ行く。取引先を２社ほど訪問して世間話。戻りの車中で意識混濁、目覚めれば何故か東銀座に到着していた。乗り過ごしたのも何かの啓示、下車して松竹のお膝元・東劇でたまたまかかっていた名作邦画の米国版リメイクを鑑賞。しかし東劇は良い小屋だなぁ。豪華なイスとでかいスクリーンがもの悲しく見えるほど、いつ来てもガラガラ。観客４名で最終回の上映開始。山田洋次って監督、実は作風がどこか説教臭くて好きではないのだが、名優ウィリアム・ハートとマリア・ベロ、更にはヴァンパイアものでブレイクしたクリステン・スチュワートというキャスティングはそそる。米国版は驚くほどオリジナルと同じストーリーライン、当然こちらもロードムービー。桃井かおりもちゃっかりおいしい役で出ていた。まぁラストは解っていてもグッときます。人を懸想し待つは麗し。銀座の裏通りをTony Orlando and Dawnの名曲"Tie A Yellow Ribbon"をハミングして歩く。何故この楽曲を使わなかったのだろう？
ジムに寄って遠泳して定刻帰宅。

トイ・ストーリー３

7/11(日)曇り後雨
明け方就寝しても８：００には起床する休日であるが、今日は特別。自分でも理解できないが昼近くまで床から離れなかった。そういう日もある。まずは選挙へ行く。朝昼食抜きでジムで遠泳。体力測定しして前月比１ポイントアップ。駅前のファミレスで夕餉を孤食。大槻ケンヂの青春小説を読んでニヤニヤする。夜は近所のシネコンでディズニー・ピクサー・ダッグの３Dアニメをレイトショウ鑑賞。さすが看板演目の完結編？結構な混みようでありました。ピクサー作品はどれを観てもレベルが高い。落胆したことがない。今回も１１年ぶりの続編という時間の経過も巧みにストーリーに織り込んで、全くダレ場がない。サスペンス、活劇、友情、そして誰もが経験する愛する者との惜別。ピクサーバンザイ。今回は２D・吹き替えによる鑑賞。近日中に３D・字幕版を観に行こう。

必死剣鳥刺し／プレデターズ／ファウストの悲劇

7/10(土)晴れ時々曇り
天気の良い週末。８：００起床。近所のシネコンは９：００から上映開始。年寄り休日でも早起きを苦にしない。一本目はここ数年映像化が続く藤沢周平の秘剣短編が原作の時代劇。豊川悦司主演、監督は職人肌の平山秀幸。お話はご存じ海坂藩もので他の藤沢作品同様、中間管理職のような武士の苦悩が描かれる。堪えて忍んでクライマックスに弾ける。ラストの殺陣は迫力満点。役者・スタッフが総力を結集した渾身の出来栄えである。午後は一転、オリジナルから２０年以上経過すたSFアクション大作の続編。（？）幾つか続編やスピンアウトものがあるようだが、今回はオリジナルの設定を真逆にしたところがミソ。色んなこと考えるなぁ。突っ込みどころ満載のセットアップから連帯や友情、裏切りなどの人間ドラマも練り込んでドンパチはスケールアップ。しかしどうにもお話にメリハリがなくB級に徹することも出来ず中途半端な感じ。名優・エイドリアン・ブロディも作品を選びませんなぁ。終わって夕刻ジムでエクセサイズ。夜は渋谷のシアターコクーンで芝居鑑賞。これは書けば長いので割愛。

全国会議

7/9(金)曇り時々雨
終日会議。全国の担当者参集。内容は不況の昨今明るい話題少なく重苦しい雰囲気。当然夜は懇親。辛い香港料理で２時間１本勝負。２次会を辞退してジムで遠泳。定刻帰宅。

ＢＯＸ 袴田事件 命とは

7/8(木)晴れ
梅雨の谷間の晴天というのは良いものである。文字通り、気分が晴れる。奉公先の窓から広がる絵に描いたようなパステルカラーのブルー。今日は外出しようかしら。どこぞの公園の日蔭のベンチで読みかけの文庫本を読んでうたた寝なんて出来たら最高だろう。現実はそうもいかず団扇片手に詰らん打ち合わせと会議の為の資料を作る。夕刻、同業者現る。トロイ相手に怒りを押さえて厭味と苦言を呈す。退社後、銀座へ出る。都内屈指のショボイ施設のロードショー館、されど愛すべきラインナップが自慢のシネパストで硬派・高橋伴明の新作を鑑賞。観客１０名弱。死刑確定して４１年間牢につながれている実在の（冤罪？）事件を取り上げた社会派ドラマである。低予算の単館ものだが役者がきっちり仕事をしている。時代考証を含めたプロダクションデザインもプロの仕事。銀幕は夢も希望も恋も冒険も映すが、問題提起や理不尽でやり場のない社会の矛盾も炙り出す。官憲の恐怖はいつ我々の身に降りかかるか解りはしない。帰路は敢えて裏通りを逍遥して柄にもなく沈思黙考する。

アデル／ファラオと復活の秘薬

7/7(水)曇り時々雨
梅雨まっ盛り、という表現はおかしいか。くさくさするこういう日に限って終日退屈な会議である。隣の同僚の腹の贅肉をつまんだり、トイメンの発表者の似顔絵を書いたり、持ち込んだパソコンから友人にメールしたり。楽しみな筈の昼食もコンビニの壊滅的に不味い弁当に怒り心頭。こんな餌のようなシロモノでも残せない自分の育ちの悪さに悲しくなる。夜は池袋でリュック・ベッソンの新作を鑑賞。観客１０名強。閑散なるかなサンシャイン・シネマNO６劇場。穴のあいた座席にちっこいスクリーン。唸りを上げるエアコンといちゃつくアベック。ベッソンは不思議なフィルムメーカーだなぁ。ファーストコンタクトは大傑作の≪グラン・ブルー≫、続いて≪ニキータ≫でアッパーカットを食らったが蜜月はここまで。才能が退化しているのではないかしらん。≪レオン≫までは許せるが、以後、評価は下がりっぱなしで上昇の気配なし。本作も能天気なファンタジー・コメディ。この企画で大金を集める詐欺的商才のほうに感心する。ある意味あっぱれである。ドンヨリした心象のような小雨の中、定刻帰宅。

無欲が積もらす大三元

7/6(火)曇り
定例のミーティングの後は午後、鶴見に出張る。取引先の担当者からヒアリングと要望申し立てまつる。夕方から暫しの残業。１９：００同僚と一卓囲む。初回からツキに恵まれ、半チャン２回目、久々の役満をツモ上がる。汗ばんだモウパイで握った中を叩いて、いやはや何とも感慨無量。以後、冷静な判断とカンも冴えわたり連戦連勝。終電に揺られる体も心もち軽い。帰宅して深夜、旧友に長いメール。地方都市で飲食店を経営するかつてのバンド仲間も環境変化に難儀をしている。時は流れどメンタリティは変わらず。青春を共に過ごした朋友というのはありがたい。

It's raining cats and dogs.

7/5(月)曇り夜一時豪雨
気だるい週末。暑さはともかく湿度が高い。業務も湿りがちで、そんなときに限って詰らん会議などがある。夜は映画観賞と洒落こむかジムでひと汗流すか、暫し思案する。地下鉄の自宅最寄り駅を出ると天地が逆さになったような豪雨で道路は冠水状態。構内で読書、駅前のマックで新商品チキン何チャラの夕食に摂っているうちに雨脚も嘘のように止まった。空いたジムで２キロの遠泳。生温かい霞のかかった夜道を逍遥して定刻帰宅。我が家の愛犬は雨が降ると生臭くなる。加齢臭か。お互い様だが。

レポゼッション・メン ／ハングオーバー！ 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

7/4(日)曇り時々晴れ一時雨
・・・という不安定で蒸し暑い一日。７：００起床、簡単な朝食後インドアで白球を打つ。終わってジムで遠泳。まだ１０：３０。池袋へ出てロサ会館でジュード・ロウ主演の近未来SFを鑑賞。高額な人工臓器のローンが払えない人々から容赦なく現物回収する主人公。このアイデアは面白い。自身がとある事故で人工心臓を埋め込まれ追われる立場に・・・。≪ブレードランナー≫や≪ダカタ≫を想起させる設定は既視感あれど音楽やアクションにセンスを感じる。監督はMTV出身の新人だそうな。R-15でエグいシーン満載。ラストに捻りがある。大味なメジャー作品より楽しめたがヒットはしないだろうなぁ。観客１０名弱。しかしカルトな佳作だと思ふ。午後はシネリーブルで米国発のおバカ映画を鑑賞。これが思わぬ拾いもの。独身最後の夜をラスベガスで過ごした４人の男たちの珍騒動。スター不在（贔屓のレザー・グレハムを久々に観た。相変わらず作品を選ばない・笑）、下ネタ満載のハチャメチャ・コメディーであるが、シナリオがしっかりしていて飽きさせない。ダメ男たちの迷走が愛しくなってくる。ラストのスナップ写真にも呵々大笑。帰路の地下鉄でまどろみ気がつけば埼玉県の外れまで。夢見心地とはこのことか。

踊る大捜査線 ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ３ ヤツらを解放せよ！ ／ロストクライム －閃光－

7/3(土)曇り後雨
7:30起床、近所のシネコンは８時台から初回上映がある。今日は邦画の梯子鑑賞。１本目はCXの大ヒット作品の７年ぶりの続編。へぇそんなに経ちますか。ご存じのレギュラーメンバー総出で、まぁこれは同窓会的お祭り映画だな。結構な混雑でしたがストーリーに新味なく途中居眠りしてしまった。良かったのは小泉今日子のみ。以上。午後は小屋を変えて、こちらも本日初日、歴史的大事件に警察内部の不正をからめた刑事もの。大メジャーと単館系の違いが如実に出て面白かった。原作あり、但し未読。犯人たちの動機やら犯行計画をもう少し描き込んだら出来も良くなったと思ふ。≪３億円事件≫が迷宮入りした理由に警察関係者が関与していたことは常識らしい。この素材はなんども映像化されているしな。豪華役者陣は概ね好演してB級的な長いラブシーンがよろしかった。夕方はいつものエクセサイズ。夕食はラーメンを孤食。少し仮眠をする。

温玉うどんにイワシの天麩羅

7/2(金)曇り時々晴れ
照ると暑く降れば蒸す梅雨時はむさ苦しい。朝一番で同業者の来客。昼に讃岐うどん。睡魔と闘い夕刻、恩人がやってきた。興味深い業界事情をヒアリングしてそのまま懇親。昔話に花が咲く。９時前にはお開き。ジムで遠泳をして定刻帰宅。

本郷の中華

7/1(木)曇りのち晴れ
昨夜の暴飲暴食がきいて体が重い。同僚のひとりは遅刻。プロじゃないね。昼は兄弟会社の担当者とランチを供にする。オリジナルな丼に卓上の自家製ラー油をかける。これがなかなかの美味である。還暦を過ぎた担当者は来月から時給ナンボで雇われるパート社員になるそうな。スカウトするか。戻って来客あり。どうということのない月初の雑務をこなして帰路はジムによって遠泳。定刻帰宅。