バトルシップ

4/14（土）雨
終日冷たき雨ぞ降る。明け方就寝。昼前に覚醒。定番のブランチを食して愛犬と遊ぶ。夕刻ジムでエクセサイズ。簡素な夕餉の後に少し仮眠。深夜に思い立って近所のシネコンでユニバーサル１００周年記念作品をスーパーレイトショウ（０時１４分開始）で鑑賞。若年層中心に４割程度の入り。著名なゲームがベースになっているＣＧ＆ＳＦＸてんこ盛りの超大作。しかしこれを真面目に批判の対象にしてはいけないのではないか。年に１～２本しか映画を観ない客層に向けた能天気なシロモノである。確かにバトルシーンは凄い。ドラマらしきものはあるが、それは全て荒唐無稽なエイリアンとの合戦の付録のようなものである。正々堂々とこれが正義だヒーローだと云わんばかりの大迫力に腰が引けてしまった。米国聖林の悪しき一本。雨の上がった深夜の夜道をやや憮然と帰宅。

おかだいらゴルフリンクス／最悪

4/13(金)晴れ時々曇り
４時起床、身支度を整えて４時半、愛車に乗って自宅出発。日の出前の暗い夜道を首都高～三郷ジャンクション経由常磐道で茨城へ。桜土浦で高速を降りて一般道を２０キロ。目指す倶楽部には６時過ぎに到着。受付は１５分からだそうな。コンペのメンバーも続々集まる。７時１７分インコースからスタート。無風・快晴・気温１２度。日中には２０度を超えて絶好のゴルフ日和である。フラットな地形、広いフェアウエイ、同伴者にも恵まれたがスコアーが相変わらずなのは御愛嬌。但しＯＢもなく会心の一打もあり充実したラウンド。ハンデの助けでなんと準優勝。長い昼食時間を挟んでも１４時にはコースを後にできた。１６時帰宅。愛犬と夕方の散歩に出る。夕食後には渋谷に出張ってユーロスペースで大森一樹特集最終日を鑑賞。連日２１時からで４演目。場内単身者がほとんどで２０名弱と閑散。演目は劇場映画ではなく１０年前のＢＳドラマである。ベータカムによるデジタル映像。少し違和感あれどこれも映画と云い聞かせて我慢する。鑑賞の動機は原作にあり。贔屓作家の最も好きな作品である。主演男優は一世を風靡した元グループサウンズのボーカリスト。中年太りの姿態に往時のオーラはない。シナリオは八月の蟬の成島出。ストーリーはラストを除き原作にほぼ忠実であったが、所詮２時間ドラマの域を出ず少し残念。映画とＴＶドラマの違いを考えさせられた。それは観る者を画面に引き込む毒や陰影なのではないか。斜め後ろから時折低い笑い声がする。長身の中年男性が窮屈そうに座っており、良く見ると監督本人であった。週末の渋谷は大変な賑わいである。長い地下通路を通って帰路に就く。

何処へ行っても桜が目につく

4/12（木）晴れ
平素より１時間早く起床。常磐線に乗って土浦へ。１０時取引先との打ち合わせ開始。２時間弱のしんどい会議で結論らしきものをひねり出す。タクシーの行き帰り、窓外の桜並木に仕事を忘れる。上野着３時。会社へ一報入れて早目の帰宅。近所の緑地公園を愛犬と散歩。夜は明日に備えてインドアで肩慣らし。あとは就寝まで読書。友人から芝居のチケットが届く。ネットバンキングで木戸銭を振り込み。便利なもんである。明日から三連休。

不思議な歓迎会

4/11(水)曇り後雨
曇天から春雨。終日事務所でお勉強。来客一名、打ち合わせ一件。夜は大崎のイタリアンで宴席。自身の歓迎会であるが１０名のメンバー選択が少し変わっている。定番のコース料理と２時間一本勝負の呑み放題。この手の飲み会に仕事の話は厳禁である。どれだけ馬鹿馬鹿しい話で盛り上がれるか。〆に一言挨拶を申し述べて今後の決意とする。緊張も違和感も時間の経過が癒してくれるものなのか。

昼食パスタの適量

4/10（火）晴れ
明け方就寝、睡眠２時間。運動をしないと安眠できない。終日外出することなくデスクワーク。ネットで調べ物をして商品知識を蓄える。昼食にイタリアン。パスタの盛りは４段階。Ｍ・Ｌ・ＬＬ・メガ。それぞれ２００・３００・４００・５００㌘だそうで食べ盛りでもあるまいがＬを頼んで満腹。帯同した若い衆はメガを流し込んでケロリとしている。性欲の減退は致し方ないが胃袋が小さくなるのは哀しい。夕刻、悪友の誘いあり新宿の雀のお宿。規定回をこなして毎度名人の独り勝ち。ここぞの勝負に打って出れない弱気なわたし。夜桜を眺めて定時帰宅。愛犬と遊べば日付が変わる。

上野夜桜

4/9(月)晴れ
うららかな週明け。通勤途上の桜並木を楽しみ取引先へ直行。午後は常磐線で先週に続き土浦へ。夜は上野で途中下車。土日５０万人を超える花見客で賑わった上野公園では休み明けも大層な人である。提灯でライトアップされた夜桜の下、延々と続く宴席。梶井基次郎ではないが満開の桜には人々を狂態にする力があるのでありましょう。酒気と喧騒を抜けてアメ横の筋の回転寿司屋で帯同者と一献。

劇場版 SPEC～天～

4/8（月）晴れ
深夜０時に上映開始の邦画を鑑賞。若年層のアベック・グループで結構な混みようである。ＴＶシリーズの劇場版らしいが予備知識なし。同じスタッフの『ケイゾク』もＴＶ未見で本編を観た記憶あり。まぁ開巻１０分程度はまごついたが堤監督のこの手の諸作（手法）は馴染みがあるので中盤から楽しめた。警察（公安）を舞台に少しシリアスな味付けがされた荒唐無稽な法螺話である。風呂敷の広さやキャラクター言動の面白さを割り切って観れば腹も立たない。帰宅して３時間ほど仮眠。昨日同様早朝と午後に愛犬と近所の桜並木と宴会で賑う緑地公園を散策。合計２時間。結構な運動になる。合間に衣替えと昼寝と自室の整理（書籍処分）。夕刻、同居の古老の誕生祝いに一家で外食を敢行。

アーティスト

4/7(土)晴れ
自宅前の石神井川沿道は今上天皇生誕記念の桜並木が満開でそれはそれは壮観。午前中から花見の人々で賑う。早朝に愛犬の散歩。インドアで白球を打ち、そのままシネコンで今年のオスカー最多受賞作を鑑賞。話題作とはいえ大スターが出るわけではないからか場内は拍子抜けするほど閑散。仏製の白黒サイレント。舞台は１９２０年代、トーキ導入前後のハリウッド。アカデミー会員の郷愁を誘う内容で評価高いのは肯ける。単純なストーリー、解りやすいキャラクター、心躍る楽曲。そして何より≪活動写真≫に対する愛情が溢れている。ラストのダンスシーンには不覚にも落涙してしまった。愛すべき佳作也。午後は再度愛犬を連れて花見がてらの長い散歩。夕刻は毎度のエクセサイズ。定期身体測定で４ポイントアップ。目標までもう一息。

名刺廃棄

4/6(金)晴れ
終日デスクワーク、と云ってもダンボールに突っ込んであった名刺の整理をする。夥しい社名人名の記したカードはあいうえお順、または地域別、はたまた業種並びで箱に入ったりアルバム形式で冊子に納まったり。めくれば顔を思い出す人、潰れた会社・・・当時の情景やら会話が蘇って整理は遅々として進まず。えいやあ、とゴミ箱に捨てるもあまり良い気はせず中止する。夕刻、歓迎会を兼ねた盆が整ったとの連絡。久々の雀荘で一戦。結果は云うまい記すまい。

桜は七分咲きが良い

4/5(木)晴れ時々曇り
午前中は浜松町へ新任あいさつへ出張る。大メーカーの自社ビル食堂で変わり映えしないランチを。そこで旧知の中年紳士とばったり遭遇。最後に会って２０年は経っている。その後、日比谷でやっつけ仕事。戻って大量のファイルと引継業務。早目に退社してジムでひと汗流す。石神井川沿道では名物の桜並木が満開まであと少し。週末はさぞ見頃でありましょう。これは１週間は楽しめる。散歩のコースを変更して夜道を逍遥。

好人好日／暖春

4/4(水)晴れ
いまだ新奉公先での仕事のリズムが掴めず辛い。午前中に打ち合わせ、昼食後にパソコンの設定。早目にエスケイプして池袋で途中下車。新文芸坐では岩下志麻の特集がかかっている。主要作品はリアルタイムで観ているが、流石に半世紀に渡り１５０本前後に出演して松竹の屋台骨を支えた大女優、未見の作品もあります。本日の梯子演目は初鑑賞。６０年代のホームドラマ。シネスコープ、フィルム状態も良し。監督は渋谷実と中村登。斜陽化しつつあるとはいえ邦画全盛の勢いは感じる。この頃の作品は戦争の傷跡が色濃く残っていたり、高度成長の入り口であったり、女性の社会進出やら何やら世相を反映して、興味深く全く厭きることがない。役者も皆々達者で生き生きしております。しかしこの１２日間２４本の日替わりラインナップは本当によく出来ている。大満足で小屋を後にして余韻を楽しみつつ徒歩で帰宅。

爆弾低気圧【春の嵐】

4/3（火）曇り後雨
日本全国を横断した台風並みの低気圧。取引先での挨拶を済ませ、新橋の喫茶店で油を売っているときに緊急連絡あり。午後１時、帰宅命令が出る。そのまま地下鉄を乗り継いで帰宅。愛犬と遊び午睡をする。雨の止んだ夕食後にはガラガラのジムでエクセサイズ。ＴＶ報道番組のトップニュースは、死者まで出た今回の春の嵐。大自然の力に我々は無力である。

常磐線各駅停車の営業

4/2（月）晴れ
定刻起床。愛犬の散歩。朝食。駅で定期券を買うのにてこずる。渋谷まで地下鉄、そこからＪＲで新奉公先の事務所へ向う。就業１５分前に到着。挨拶もそこそこにパソコンの環境設定。身辺整理もほどほどに新しいボスについて土浦の取引先を訪問。残務処理の打ち合わせに２時間強。帰路は事故で遅延あり。そのまま山手線を半周して早目に帰宅する。この春からの環境変化でライフスタイルも影響あろう。諸般の事情で映画鑑賞は半減を覚悟せねばなるまい。それでも月１０本は死守したい。はたしてどうなることやら。

ヘルプ～心がつなぐストーリー～

4/1(日)晴れ時々曇り
深夜にリアルな夢をみる。気持ちが落ち込む嫌な内容。正夢とならんことを願う。愛犬の散歩の為に定刻起床。朝食後、近所のシネコンで９：４０開始の米国映画を鑑賞。ついたち映画の日、演目がヒューマンな話題作だからだろう、場内は女性中心に８割の入り。ディズニー製作、オスカー各賞にノミネートされただけあって丁寧に作られた佳作だと思ふ。特に女優陣のアンサンブルが素晴らしい。イーストウッドの『ヒアアフター』でも感じたがブライス・ダラス・ハワードは本当に魅力的な女優になった。人間皆々平等ではない。実は職業には貴賎もある。だから教育が大事なのは云うまでもない。差別や偏見の過半は無知から生まれる。終演後、一旦帰宅して再度愛犬の散歩。ジムでエクセサイズをして駅前の喫茶店で読書。夕刻三度目の散歩をする。陽が高くなった。

スーパー・チューズデー ～正義を売った日～／ドライブ

3/31（土）曇り時々雨
不穏な雲行きの早朝から愛犬に起こされる。雨が降り出すとの予報あるので早目の散歩をする。徐々に春嵐の様相を呈す。愛車で近所のシネコンへ。午前午後と続けて米国インデペンデント系の作品を梯子鑑賞をしたのだが、偶然にも主演男優が同じライアン・ゴズリング。『ブルー・ヴァレンタイン』は昨年のマイベストの一本。大統領選の若き参謀を演じた政治モノはＪ・クルーニー監督作品。クルーニーは『グッドナイト＆グッドラック』という佳作を監督している実績もあり、なかなかの才人である。元選挙参謀だった作者による原作（戯曲）あるそうだが、この敵味方入り乱れての舞台裏の駆け引きや権謀術数が面白さの牽引となっている。テンポの良い前半の描写と後半の捻った展開に感心。豪華キャスティングにも支えられて２時間全く退屈せず。ややキーになる女性の描き方が甘いようにも思えるが僅瑕なり。政治家に清廉を求めてはいけない。大義を果たせば人格は二の次で良し。しかし選挙は魔物なり。国家元首をも操られる。午後は一転、アクション・ヴァイオレンス。昼は自動車修理工（バイトで映画のカー・スタント）夜は強盗などを逃がす凄腕ドライバーの主人公。テンプレートは邦家でもお馴染みの任侠ものである。過去を秘めた無口な主人公。許されぬ女性への禁欲的な恋慕。事件に巻き込まれて・・・。細かなことを云い出すとアラは幾らでもあるのだけれど、科白を排した静と過剰な暴力による動のコントラストがいかにも映画的である。ゴズリングもそうだが、キャリー・マリガンもここのところ良い仕事振りでファンとしては嬉しい限り。次回作はデュカプリオと『華麗なるギャッツビー』だそうで楽しみである。帰宅すると車庫の屋根（アクリル板）が強風に飛ばされていた。業者を呼んで修理。夕刻はジムで遠泳２キロのエクセサイズ。