映画の字幕では「植え付け」と訳されていた。
試写会で鑑賞。
監督の「クリストファー・ノーランの映画」って感じ!
ディカプリオもこれで「シャッター・アイランド」はなかった事になるかもね。(同じような家族構成だった。)
現実の感覚をなくすために睡眠状態になって、仮想世界(バーチャルワールド)にみんなで行って、駆け引きをするプロ達の主人公。
これが、出演者が、みんなカッコいいんだよ。男全員素敵! 「スペル」で霊媒師やってた太ったおっちゃん含めて。
特にアーサー役とイームス役の人が素敵! 主人公のコブ(ディカプリオ)がネタ明かさないで、すっ呆けて皆を巻き込んでるのに、この2人は淡々と自分の任務を、チーム全員を信じて続けるんだよ。この仕事に魅せられて、もうこの異常の世界の虜になってて、だから忠実なんだろうけど。クールで、カッコイイ!
渡辺謙は、ゲスト出演じゃなくて、ズっーと出ずっぱり! 偉い!
マイケル・ケインは貫禄、トム・べレンジャーは太り過ぎ。
マリオン・コティヤール(上手だった)が出てるから、ピアフの曲がやたら使われたのか?
最後のシーン、トーテムが回り続けて、(あっー、じゃあ、これはって)思わせといて、その回り方少し大きくなって、(あれっ?)と思わせて、反転。後は、観た人がどう決着つけるかにゆだねられてる。
アメリカ版もそうなのかあ。でもあのラストはアメリカ人の好きそうなラストじゃないよね。
ジーンときて、私は好きなラストなんだけど。
全体にCGが、人間を邪魔してない。無駄のない演出。
でも、流行んないだろうなあ。いい出来なのに・・・。惜しいなあ。「シャッターアイランド」10倍いいのになあ。