4人のカッコ良いマジシャンの華麗なる強盗映画!と思ってみたら、さえない刑事が主人公。
「アベンジャーズ」のハルクことブルース・バナー博士だ。いい人だけど、大画面のスクリーンにアップになって引っ張って行くのはちょっとねえ。
もっと、若い4人がガンガンに活躍するのかと思ったのに、肩透かし。
時々、ネタ明かしもあるけど、いやあ、無理でしょ。
紙幣の重さをかなり馬鹿にしてる。それに、4人で相当肉体労働をしないと、いや、しても無理なトリックばっかり。
30名ほど雇ってないと。最後のビルのライティングとか、音楽のミキサーは? 必要でしょう、やっぱり。で、その資金はどっから? ラスベガスでもそんなに稼いでないのでは?
それに、4人。名誉は手に入れたけど、明日からどうするの? ラスベガスでショーをやってるほうが、マジシャンとして幸せなのでは?
と、若い4人の行く末が、とっても心配な私であった。
催眠術使えば、何でもできるなら、なにもあんなに回りくどい事しなくてもいいのに。
「オーケストラ」や「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロランがヒロインで、印象的な役だったんだが、結局謎もなく、自分もなくという・・・。
とにかく、ピチピチした4人が惜しかった。
個人的には、行ったばかりのパリのパッシー駅の階段でロケしてたんでうれしかったけど。