落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「悪の法則」

2013-11-24 20:46:52 | 映画

346480view004 原題:THE COUNSELOR

「カウンセラー」と呼ばれるだけの男が、もう悪の道に入っちゃったのに、いろんな人に2時間かけて延々と「この道で失敗するとこんな風に殺されるぞ」とか「戻るチャンスがいくらでもあったのに」とか、説教され続ける映画だ。

説教され続けるだけの映画なので、カウンセラーが死ぬシーンはない。

346480view008途中で、誰が裏切り者(黒幕というほど大げさではない)か分かるので、以下ネタばれではない。と思うが・・・一応以下注意。

なんでマルキナ(キャメロン・ディアス)だけが、飄々と一人で(組織もなく)生き残るのかが分からない。元々、ブラピ演じるウェストリーとは寝てたから、二人で薬を横取りする計画を立ててたのに、組織に取り戻されたんでマルキナが裏切ってウェストリーの財産を巻き上げたようなストーリーにも思えたんだが。分からん。違うかも。

本当は6時間分位あったフィルムを編集し過ぎて、訳分かんなくなったような映画だ。

346480view005話題の開脚シーンは、確かに健全な男子はうなされるかも。フロントガラスの下で見てたハビエル・バルデムはうなされてたもんな。

ぺネロぺは、なんで逃避行に行くのに真っ赤なドレス?と思ってたら、ゴミ捨て場で目立つように立ったのか。

まあ、主役達はともかく、メキシコの裏社会の描き方は凄かった。淡々と、お爺さんの代から、家族全員でこの裏社会の仕事の一部をしてきたんだろうなあ。法とか正義とか関係なく。

冒頭の、職を求めてアメリカに不法入国しようとしているメキシコ人達が、映画を見終わった時には、真面目に職を求めようとしている健全な人間に思えてくる。

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「キャリー」

2013-11-24 20:32:22 | 映画

344055view004 デ・パルマの「キャリー」は、私の生涯ベスト10に入る名作なのよん。キャリー達と同じ年代で、その頃観て、青春映画なのだ。私にとっては。17、8歳の、繊細さと青さと残酷さと。

曲の使い方も本当にきれいで。で、一転して、バイオリンの高音が響いたり。カメラも本当にいろいろ頑張っててさあ。シャワーシーンなんて、ドキモを抜かれたもんなあ。もちろん、ラストに湧きおこる館内悲鳴は、もうこの作品を超える映画はでないと思う。

そんな、私が、このリメイクの「キャリー」を観た。デ・パルマの「キャリー」のリメイクで、キングの「キャリー」ではない。

344055view002クロエのキャリーはねえ、絶対(私って本当は可愛いの知ってるから)って感じなんだよなあ。あと、トミーがイケメンには見ないんだが。

観ながら、(バレーボールじゃなくて、水中にしたのか。)とか、(初潮の血の扱い方は、こんな感じかあ。量が多いなあ。)とか、(指先に血じゃなくて、手形かよ!)とか。もう、そんな風にしか観れなくて・・・。申し訳ないと、途中で謝りたくなった。誰にかは分からないけど。

ネットやスマホを使って現代風にうまくアレンジはしてたけど。プロムパーティが近づいて、生徒皆が浮足立つ感じがあんまりなくて。ワクワクから、一気に悲劇へっていう生徒側の描き方が今一。

344055view006前作では、笑っているとキャリーには見えた体育の先生が殺されたり、キャリーのパニック振りが爆発してたけど、今回は妙に冷静なキャリー。

ミラ・クリス似のクリスを殺す自動車のシーンのCGは見ごたえがあった。

ジュリアン・ムーア演じるお母さんが確かに恐いけど、前作も恐かったからなあ。

うーん、比較ばかりでごめんなさい。どうせなら、ガンガンCG使って欲しかったなあ。

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