yahooの映画ユーザーレビューだと、絶賛している人はすっごくほめちぎってんだが・・・。分からん。私が馬鹿なのか? じゃあ、馬鹿でいいや。
確かに、芸達者の皆さんの、演技合戦は素晴らしい。クリスチャン・ベイルはもちろん、女性2人が本当に素晴らしいです。
ブラッドリー・クーパー演じる、ひと花咲かせたい事務のFBIのハッスル(「ごり押しする」「乱暴に押しのけて進む」)で、しなくていい苦労・悲哀を味わう人間の、様々なドラマ。
でも、結局は恋愛ドラマ。心の底で信頼している男女が、ハッピーエンドだ。
スカッとする詐欺師の映画ではない。ストーリーは、やたらゴチャゴチャしてる。
映画の最初の衝撃シーンから、とにかく、デフォルメした「髪型」にばかり目が行ってしまって・・・。いったい、いくつのカーラーが出てきたんだろう。あと、クリスチャン・ベイルのお腹。
そして、エイミー・アダムスの、乳「房」。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観た後なので、若くて張りのある、きれいな形とボリュームのをさんざん観た後にはちょっとねえ。なぜ、あそこまで出す? イギリス人でイギリスの銀行に顔が利く詐欺の設定なのに、あのデザインのブラウスで、なぜカモは騙される? 実はだから、モデルの人がそうなのかなあ。
あと、懐かしい曲がいっぱい流れてて、ブラッドリー・クーパーがトラボルタみたいな服装してたり、自動車もその時代のをもちろん使用しているんだが、70年代後半をリアルタイムで生きてた私には、なぜか70年代を感じられなかった。なんでだろう? 「髪型」と同じように、デフォルメされた嘘の70年代のような気がした。
肉屋の店長やその知り合いが、なんであんなに上手に演技ができたんだろうというのも疑問だが、実話だから、できたんだろうなあ。
デ・ニーロは、皆が納得する役で出てた。
ジェニファー・ローレンス演じる、面倒だけど、理屈抜きの女の本能でいろいろ見抜いて生きている奥さん。いるよねえ、こういうタイプの女。この女を引き取るピートは偉いというか、やはり同じ匂いを感じ取るんだろうか。