ジョン・ウィックシリーズの新作だあ! 真田広之も出てるぞ! わーい!
と、はしゃいで観に行ったら、長い! 長く感じただけかと思ってたら、実際169分。2時間49分あったのかあ!
しかも原題 “John Wick: Chapter 4”じゃん。そりゃ、ジョンはつぶやいてたけど、分かり難いコンセクエンス(良くない結果)なんて使わなくてもいいのに。
残念ながら、面白かった!とは、手放しで喜べない。
アクションシーンとそのカメラワークは凄い!特に決戦のパリ。アイデアが面白い!
凱旋門のロータリー。襲ってくる“坊やたち”が自動車に跳ね飛ばされてくるくる回る。
修復中の教会の、屋根を取っ払ったセットで、ドローンで俯瞰でジョンが次々と“坊やたち”や公爵の手先をやっつける手順をワンカットっぽく撮ってるシーンにはびっくりした。
サクレクール寺院の階段を上手く使ったシーンも、(間に合うか?)とドキドキ。
ただねえ、なぜか全て2回繰り返す。1回目は感心したけど、えっ、また? くどくないですか? せっかくの取れ高だから、使いますか?
主席連合(ハイ・テーブル)もルールを尊重する伝統あるしっかりした組織なのか、公爵(“IT”でペニー・ワイズを演じた美男)にいいようにされている形骸化している団体なのか良く分からなくなっている。
今までは、ちゃんとした組織だったから、ストーリーに厚みがあって面白かったのに。
なので、NYだけでなく、大阪コンチネンタルホテル(外観は新国立美術館だった)は壊滅させられる。
NYなんて1時間の逃げる猶予があったのに(コンシェルジュのシャロンが冒頭で殺されるのにはびっくりしたわい。しかも俳優さんもこの後、本当に亡くなっているとは。)。大阪は問答無用だあ。変なの。
あとね、ストーリー的にジョンが目立たないんだよ。2名が邪魔なんだよねえ。
まず、ケイン。
全盲なのに強すぎる。不思議だあ。座頭市だって「居合抜きでは強いが長期戦は不得意」という設定だったのに。
厨房では探知ブザーを使って、なるほどと思わせたが、それ以外なぜ交戦できるのかが不思議。全くこの人物の設定が分からない。カッコ良くもないしさ。サクレクール寺院のシーンでも、銃の音がしてないのが分からなかった位、耳が悪いのに。
なのでラストは、ざまあみろと思ってしまった。
そして、ミスター・ノーバディ。
実はシャロンの息子だったというオチもなく。「スピンオフのシリーズでは、主役にするつもりなのでよろしくね」って事なのでしょうか?出来る犬も連れてるし。
大阪のシーンはアキラは必要なので回顧シーンで短めに。(ごめんね。真田さん) アクションシーンは一度目だけにして、全部で40分削ってではいかがでしょうか。
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