暑いからホラー映画だ! ブラム・ハウスプロダクションだし、原作はスティーブン・キングの息子さんだし。なんか評価も高いし。
私をドキドキ、ハラハラ、ワクワクさせてね。多少辻褄なんか合わなくても、(ほうっ、これは!!)って所を魅せてね!
でもね、私が想像(期待)していたホラー映画ではなかった。ってか、一緒に観たホラー映画をそれなりの本数観てる同行者も「で、どこがホラー?」って。
真面目過ぎる。じっくり、主人公フィニーの家族や学校生活、ブルースの幼少期やら描き過ぎるので、心の中で(早く誘拐されちゃえ!)って思ってしまうほどのテンポの遅さ。
製作側は「IT」とか「スタンド・バイ・ミー」にしたかったんだろうが。
ようやく黒電話が出てきて、フィニーを使って恨みを晴らしたい幽霊ボーイズ達が出てきて、テンポが出てきたんだけど、上手く話が転がっていかない。編集が悪いのかなあ。
少年の成長物語としてはそれなりに感動させるんだが(まあ、「自分の身は自分で守れ」という西部開拓時代のようなアメリカらしい教えなんだけど)、ホラー映画としてはなあ。
104分が、140分に感じられた。
一応、ここからネタバレ。
犯人のターゲットの好みに一貫性がない。犯人が戸惑っていたのはこの点もあるのかな?
犯人の弟が殺される所は笑えた。
妹のキャラは良かった。超能力があって(でも大人になったらなくなりそう)、口が悪くて、気が強くて。このキャラで、90分の別の映画を撮って欲しい。
主人公フィニーを演じる、メイソン・テムズ君は美少年だ。
で、犯人を演じるイーサン・ホーク。今回、ラスト以外はマスクを被っているせいもあるだろうし、2m近い大男という設定だから体を鍛えたのかもしれないけど、全然、イーサン・ホークって、分からない。というか、私、イーサン・ホーク自体が、もう、良く分からないや。彼の映画10本位観てるはずなんだけど。
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