3月12日(土)その2 蘇州
タクシーを(ガイドさんが)拾って、次は世界遺産に認定されている留園へ。
←留園の向かいの土産物屋さんも、清時代の建物だそうだ。
見事な庭だ。竹林もあれば、立派な築山もある。きっと庭好きならたまらない、見事な庭なんだろうなあ。
だが、申し訳ない。庭の見事さを感じるほど、私は人間ができてなかった。「へえっ~」って感じで歩き回った。
ここも中国人団体客がいて、ガイドさんが大声で説明するので、うるさかった。
再びタクシーで、寒山寺へ。
母の世代は寒山寺を詠った「楓橋夜泊」という漢詩を授業で暗記させられたそうで、親しみのある寺だそうだ。
唐の時代、寒山と拾得という二人の僧がいて、子供の頃からのやんちゃ坊主の「お話」があるみたいで、それで中国人にも親しみがあるらしい。真ん中の写真がその二人。
普明宝塔という、15年間に建った木造の5重の塔があって、2階まで登れるので登ってみた。2階だけあって低い。が、高い所はやっぱ気持ちが良い。
次に観光客の義務、土産物へ。今までガイドさんに急かされた割には(まあ、前日が二人だけだったんでのんびりしてたせいもあったけど)、時間が余ったから、寄るけど、寄りたくなかったら早めに駅に行くという。でも、帰りの新幹線の時間は決まっているので、駅でぼっーと2時間待つしかないので、土産物屋に行くしかない。刺繍とシルクとどちらか選んでいいというので、シルク屋に行くと布団を買わされると言う噂を聞いたので、刺繍を選んだ。
蘇州刺繍研究所。研究所だよ~。
ここの庭も立派だった。製作過程を見ていかに大変か説明された後、博物館のような展示物の部屋へ。ここはすごい!
写真撮影禁止だったのに、ネットを検索したら写真が出てきてので、掲載しちゃいます。
例えば、金魚の尾びれのヒレの細かい一本一本まで描かれていて、細密画みたい。もしくは高解像度の画像データを見てるみたいだ。鷺やら鯉やら、自然を美しく描いた作品が、体育館みたいな部屋にいっぱい並んでる。額もそれに見合った立派な物だ。ここの部屋の作品なら欲しい。
で、土産物販売の部屋に案内される。ゲッ!なんだ?このクオリティの低さは。1万円レベルの作品でも、さっきの金魚が動くなら、ここの金魚は貼り絵で描いた干物みたいだ。買う人いるのか?日本人のツアーの団体も来ていたが、あまり買ってる様子はない。普通、土産物屋って、お茶やお菓子もでるのに、それも出ない。母は、土産物用小物の値段を見て「豫園の土産物屋の方が安いから、上海帰ってから行こうよ。」と言って、脱観光客。
店員は私に張り付いてるし、家に壁はいっぱいあるので、記念に1枚買う事にする。ただ、1万払ってこのクオリティはないので、3千円の一番小さなランクで、かつ刺繍の下手さが素朴な効果を生み出している農民画テイストのにした。
さよなら、蘇州!
庭園に興味のある人にはいい都市だ。あと2年位して地下鉄が完成したら、観光客が自分たちでだけで回れる場所になるんだろうなあ。いやあ、とにかく埃っぽかった。
そして、再び16:14発の新幹線で上海駅へ。ガイドさんと別れて、地下鉄1号線で人民広場に。ジャスミン革命の影響で、土日は人民広場の地下鉄の出入り口閉鎖なんてネット情報もあったが、何もなく降りる事が出来た。
そして、南京東路の店を何軒かみてから、すっかり気に入ってしまった、桃源郷の足ツボマッサージ1時間。土曜日なので混むから、蘇州でガイドさんに予約してもらった。その会話は(もちろん何を言っているのかわからなかったが)喧嘩してるみたいな口調だった。
で、地下鉄で「豫園」駅へ。土産物屋に寄って、母は安い土産を買う。そう、私達母娘は、物欲がないのだ。どこに旅行しても、ほとんど買い物をしないという、嫌な客かもね。おまけに、夕飯も面倒だから、マックでいいと言う。そういえば、日本ではマクドナルドなんて行かないもんなあ。とは言え、ホテルに戻ったら、夜の9時を過ぎていた。
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