中国語で急先鋒、英語でVANGUARD。
この時期に、頭をからっぽにして楽しめる、楽しいアクション映画だ。もういいじゃん、それで。
次から次へとストーリーとアクションが転がってくる。
ジャッキー・チェンがロンドンに本部を置く、中国の警備会社のボス。ボスだけど、現場にちゃんと行く。ボスだから、無茶なアクションは若手が頑張る。ジャッキーの顔にシワがない。若い頃よりない。そんなの気にしたら駄目だ。
「部下は必ず連れて帰る!」というジャッキーの強い信念のお陰で、誰も死なないと分かっているので安心して観られる。出てくる中国人は皆いい人だ。
世界中に中国人がいるから、警備会社の支部が世界中にあっても何の違和感もない。中東が舞台だから、有色人種率高い。
しばらく行けない、いろんな場所が舞台。ロンドンはもちろん、ライオンがいるアフリカというざっくりした場所、ヴィクトリアの滝も映る。中東のふりしたインド、ちゃんとロケしてるドバイ。CGも頑張ってる。頑張りすぎかもしれない。
エンドロールはNG集というより、メイキング。やっぱ、若い人の鍛え方が、凄いわ。あと、このシーンをこう合成したのかというネタ晴らし。川で溺れそうになってるジャッキーもいた。
あ~、面白かった。感動はしないけどね。
そして、謎は、この映画が広東語バージョンだった事だ。最近のジャッキーの映画は北京語続きだったのに。なぜだ?