◎明治初期の難読漢字(最終回)
本日は、147から165までの漢字を解読していただきたい。□□は、現代かなづかいで表記したときの字数を示す。配列は、現代かなづかいで表記したときのアイウエオ順である。出典は、川上広樹輯・松本操貞校『小学仮字格』(甘泉堂、明治七年三月彫刻)。
なお、161の「蘭」の読み方は「らん」ではない。
147 灸 □□□
148 刃 □□□
149 八百 □□
150 玄孫 □□□□
151 鏃 □□□
152 息 □□□□
153 矢筈 □□□
154 夕方 □□□
155 弭 □□□
156 漸 □□□□
157 粧 □□□□
158 鎧 □□□
159 万 □□□
160 齢 □□□
161 蘭 □□
162 緑礬 □□□
163 弁 □□□□
164 渡会 □□□□
165 地揄 □□□□□
130~146の解答(「その9」の分、読みは現代かなづかいによる)
130 所見 みえ
131 汀 みぎわ
132 鬟 みずら
133 聾 みみしい
134 蚯蚓 みみず
135 木菟 みみずく
136 狢 むじな
137 胸懸 むながい
138 瞽 めしい
139 囚人 めしうど
140 瑪瑙 めのう
141 萌黄 もえぎ
142 錑 もじ
143 百舌 もず
144 悶 もだえ
145 基 もとい
146 紅葉 もみじ
明治初期の難読漢字に関するクイズは、今回まで。川上広樹の『小学仮字格』という本については、機会を改めて、その内容を紹介したいと思っている。明日は、話題を変える。