今年度最初のスクールカウンセリングでした
今年度から小学校1校に減らした
理由は二つ
一つは最近の学校相談は純粋に心理的手法で心の変容を手助けするような場面は非常に少なくなってきて、何かしら社会的な背景に絡むような事象が多くなってきていると感じている。スクールソーシャルワーカーとしての動きを必要とするケースが多く、私も足をこちらにシフトしていこうと考えたこと。
二つ目は、スクールカウンセラーを引き受ける臨床心理士が増え、担当学校を減らすことが可能になったことがあります
モデル事業が始まった頃は県内の臨床心理士は18人ほどだった。ほとんど正規職員だったのでスクールカウンセリング事業を引き受ける人がほとんどいなかった。今では県内150人の有資格者がいる
臨床心理士は高学歴プアーと言われている。正規職員の採用は少なく、時間給で働く場合が多い。皆さんもいくつかの仕事を掛け持ちをしています。私も10個ぐらいの仕事契約をしています
確かに時給は他職種の何倍もあるが、絶対的な仕事量は限られているのが現状です
いよいよ国家資格が始まるが、これによって正規職員化が進むというようなことはあまり期待できないと思います。
以前は心理士の職場はほとんど医療分野だったが、教育福祉分野が加わり、その後司法分野、そして最近は労働分野が多くなってきている。
労働条件や賃金などはすべて需要と供給の関係で決まっていきます。同じ時給ならば、契約主は新人よりも経験豊富な人を選ぶのは当然のことです
必然的に若い心理士の方にしわ寄せが行っている
これからの目指すところはまずは公的機関への正規職員配置ということだと感じています。国家資格がこのような動きに発展すればうれしいことだと思います
それには若い人たちがしっかり声を上げることが大切ですが、当県心理士会もどちらかというと中堅以上の方が熱心で、若者は組織自体になじめない感じです。これはどこの業界でも同じことでしょうが・・・
とりとめもない話!