小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

幼児虐待死に思う

2018年06月27日 | 心理

本日、朝から曇り

途中雨が降ったり

晴れたり

本日の仕事は

人権・同和教育推進協議会での講演

最近は、福田次官のセクハラから

セクハラについて関心が高くなっている

今日もパワハラと思っていたがセクハラについても話す内容に入れた


この仕事10年もやっていると話題や世相で依頼の内容が変化する




この前の5歳の女の子の虐待死で

今度は子どもの人権と虐待防止についての講演が増えそうだ

今回の事件

少し私の意見を書いてみると(報道を信じて・・)

この事件は香川県児相の対応が一番のポイントになると考えている

普通3回の緊急保護をした「幼児」を同じ環境に返すなんて・・・ありえない

年齢によって危険度は異なる

同じアセスメントしても幼児は5割以上増し、乳児は倍以上にしてカウントする必要がある

例えば5段階評価で小学生を3とすれば幼児は5、そして乳児はS5評価と考えなければならない

(*S5とはスペシャル5で法的介入事案。島根版アセスメント票)

つまり顔にあざがあれば、乳児なら一発保護。小学生ならば警告、あるいは福祉司指導もあると思うが

幼児が3回も通告、緊急保護ならば、少なくとも島根の児相ならば職権保護と社会的養護というかたちをとると思う。

香川の児相の体制は判らないが、県によっては全く経験のない所長が任命されていたり、ほとんどの県では児童福祉司を職員異動の回しで一般事務系の人がある期間行っている。

このような人事では専門性の蓄積ができるわけがない。

東京へ引き継いだ場合も、担当者がどのような言葉で、どのようなリスクを伝えていたのか。本人自身がどのような危機感を抱いていたのか?・・・まさか書類だけではないと思うが・・・

引継ぎを受けた時も相手の担当者の危機感が伝われば、受けたほうも危機感の共有ができる


いずれ検証結果が報告されるがこの辺りがどう書かれるのか・・・










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