晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

メルトダウン

2016-03-14 06:59:51 | 長寿クラブ
地元長寿クラブの総会が昼前からあって引き続いて懇親会でした。
議題の中に小学校区の連合会からの脱退についてありました。
事の発端は年1回開催される秋のバス旅行で、
一つは他地区の人が固定され嗜好性が強いカラオケ旅行となっていること。
二つは当地区でその時期は定番の旅行が1ヵ月に2回あって、
その間の旅行は誰も行かず役員だけが仕方なく付き合っているので提案されました。

ただ採決の仕方が継続か脱退かの二者択一だったので、
私が小さな小学校がらみの付き合いまで無くしていくのはいかがなものかと発言し、
連合会のバス旅行は他地区の有志で計画してもらうよう申し入れることとなりました。

4月からは私も当番役員となり会計を担当することとなり、
皆が帰ってからも新役員で5時まであーだこーだが続いたのでした。

夜9時からのNHK特集は福島原発の爆発までの壮絶な88時間を映していました。


全電源喪失によるメルトダウンにより格納容器の爆発を避けるため、
放射能を含んだ蒸気を拡散させるために苦闘した現場作業員の物語です。


格納容器が爆発すれば東日本に人が住めなくなる非常事態の一歩手前でした。


顔を出して登場された当時の運転員の方で発言された勇気はすごいなぁ、
と思ったらやはり東電を退職されていました。


1号3号と水素爆発して建屋が吹き飛び、
2号機は格納容器が爆発する寸前で何故か圧力が下がりだして更なる大被害は回避されました。

リアルな88時間で現場の人たちの苦闘を描いていましたが、
一つ気になったのは爆発回避のためのベントですら現実に凄まじい被害をもたらしていること、
人間は起きてしまったメルトダウンに何ら制御できる力を持ち合わせていないこと。
この現実であっても何ら反省されず原発は動かすべきでないという視点が欠落していたことです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする