晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

香り立つ

2018-10-19 06:16:50 | 季節のたより
10月の半ばとなれば気持ちがムズムズしてくることがあります。
お天気も良しと装備を固めて出かけました。
一年ぶりの山行です。
獣道と思しき坂道を登ること20分くらいか小山の頂に到着です。
久しぶりに汗が吹き出ました。

毎年のことでポイントは限られています。
慎重に山肌を見て歩きます。
9月の台風で倒木がやけに多くかき分けて進みます。
例年初回は空振りが多くダメかと思ったその時、
山の女神が突然目の前に現れました。


素敵な傘ぶりで太さも十分です。
虫に食われたのか傘に穴が開いているけど、
100gはありそうです。
今見つけてあげないと朽ち果てるところでした。


成果は一本のみでしたが今年も会えて大満足です。
長野県では10人以上がキノコ採りで山に入って亡くなられたとか。
当地はそこまで山が深くないし知ったポイントにしか行きません。

ただ歩き始めたところからイノシシが掘り起こした山道を進みます。
いつ遭遇するかしれないため最低限の装備を身につけています。
音で付近から離れさせるにはラジオが一番だがこれ結構大きく重い。
もう一つもしもの時の防御でナタです。
両方で2kgあります。


帰宅して秤に乗せたら丁度100gありました。
楽天で国産松茸の相場をみたら何とキロ当たり8万円もするでないか。
ということは8000円の値打ちがあるってことです。


いただくならこれで食べるのが香りと噛み味を楽しめますね。
傘はさほどでもないが茎のシャキシャキ感はたまりません。
一人占めして申し訳ない食ルポでしたが、
不便な田舎ぐらしの特権と思ってお許しください。


< 猪横眼に香りたつ松茸や >
コメント (2)
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