晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

キリギリス戸にあり

2018-10-20 06:26:47 | 季節のたより
10月18日より七十二候でいう「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」の期間です。
キリギリスとありますが、
和暦が造られた江戸時代の蟋蟀とはコウロギのことだとか。

先人たちはこうろぎの動きに例えて季節を感じ取っていたようです。
七月は野原に、八月は宇(う・軒)に、九月は戸口に、そして十月には我が牀(しょう・寝台のこと)下に入る、
とコオロギが次第に野原から家へと侵入してくるさまを描写しています。
旧暦九月は概ね現在の暦の十月中〜下旬になるので、
まさにコオロギは戸口までせまってきます。
これは一歩一歩とやってくる冬の足音の象徴でもあるのです。
(tenki.jpのニュースサイトを参考にしました)

コウロギが戸をたたく音を聴きながら、
味わうお酒は格別ですね。
ビールや氷系から熱燗やお湯割り系にすっかり交代しました。


カラフルに揃えてありますが焼酎は全てイモです。
お湯割りに高級なのはもったいなく1.8ℓ1500円までかな。
梅干しとの絶妙な味のバランスがたまりません。
熱燗は週に一二度気分転換で飲みます。
今夜もコウロギの音を聴きながらいただきましょう。

そうこうしているうちに23日は二十四節気でいう霜降です。
冬はそこまできています。

< コウロギの戸を鳴らす宵美味し酒 >

コメント
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