晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

男はつらいよ

2018-10-27 06:09:32 | 山野草鳥獣花
北九州市の砂防ダムで2匹のイノシシが迷い込んでから約2週間余です。
動物保護愛護法と畑を荒らす獣害のはざまで救出作戦が行われていますが、
やっと一頭だけ森へ帰ったという報道です。
救出することへの是非はともかくとして自然界には魔訶不思議なことが多々あります。

あちこちで見かけるカマキリにも不思議発見です。
垣根の植栽に2匹のカマキリがいました。
重なるように見えたのだがどうも片方の頭が見当たりません。


違った種類かなとも思ったがやはりカマキリです。
一時間後に見たら更にありません。
どうやら共食いの最中でした。


調べてみたら正に「男はつらいよ」です。
ネットによれば、
メスのカマキリは交尾中にパートナーを殺して食べる習慣があります。
オスにとってはたまったものじゃない、
でも研究によればこの愛のための自己犠牲は生殖に有利だとか。

交尾後にオスのパートナーを食べたメスのほうが、
そうでないものよりも多くの卵を産むことを示していて、
しかも、ちゃんと食べられたオスは子供の役に立つそうだ。

カマキリの交尾の約25%でオスは死に至ります。
メスはたいていの場合まずパートナーの頭を噛みちぎり、
下のほうへと進んでいきます。
驚くことにこれがメスのカマキリの交尾期の食事の63%ほどを占めます。

カマキリって凄まじい自己犠牲をして子孫繁栄するんですね。
これが自然界の掟ならば止むなきことでしょうが、
その一部である人間界ではどうなんだろうと考えてしまいました。
しかしカメラを見つめる雌カマキリの目が怖い。

< カマキリ雄を見習えと妻叫ぶ >
コメント (4)
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